MENU

EARTHFRIENDS
TOKYO Z

MENU

COLUMN

HOME>COLUMN>SEAN'S INSIGHT>イタリア・ミラノ日記 追記

イタリア・ミラノ日記 追記

 〜“縁”〜

sean_italy10.png
秋田戦が終わって、羽田からミラノに向かう時に「この旅を可能にしてくれた“縁”に感謝」とツイートしました。

今回はこの“縁”について。

もともとファブリチオコーチに会えたのも、JBAからS級の通訳をお願いされたことがきっかけです。
そのような機会をもらえなければ今回の経験は出来なかった。

それよりも前に、そもそも東京Zに来ていなければS級を受けることも出来なかった。WJBLのコーチは来年S級を受けることになっているので、今年はB2のコーチが中心でした。
昨年までお世話になっていたトヨタ自動車アンテロープスでは、選手たちが毎日元気に一生懸命バスケットに打ち込んでいて、こちらが元気や勇気をもらいました。圧倒的なリーダーシップを発揮するベテランからはトップ選手のあり方を教わったし、日本代表としてオリンピックやアジアカップで活躍する選手たちと身近で働くことでたくさんのことを学びました。何よりも試合に出てる選手も、出ていない選手もそれぞれのプライドを持ちながら一生懸命にバスケットに取り組む姿に元気をたくさんもらいました。
今回、家庭の事情で、どうしても若い家族を関東に移さなければならず、トヨタ自動車アンテロープスを退団して、関東でチームを探していた時に、チャンスをくれたのがアースフレンズ東京Zの斎藤HCと山野社長でした。

斎藤HCとは直接面識はなかったのですが、お互い小野秀二コーチの下でアシスタントコーチをした経験があるため(僕が日立で4年、斎藤HCが東京Zで3年、アシスタントコーチを務めています)、最初全く別件で、知り合いが東京Zと話をしたい、ということで自分が電話をしたのをきっかけに、今回アソシエイトコーチとして呼んでもらう話になりました。関東に家族を移したい、またヘッドコーチをまだやりたくない自分のニーズと、ヘッドコーチ1年目で、自分の知らないことや経験を持っている人と一緒にやりたい、という斎藤HCのニーズがたまたま一致しての入団。

斎藤HCは、とにかく辛抱強い。今シーズン中も、「自分ならもうペットボトルがどっか飛んでいるか、何か壊れているかも知れないです」と何度も冗談(?)を言ってきたくらい、とにかく辛抱強い。ベテランコーチみたいに我慢ができる。あとは自分をうまく使ってくれています。「これ、東頭コーチがやった方がいいと思うからやってください」とか、「これ、やってるの見たいからやってみて」とか、本当に色々任せてくれます。やりがいもあるし、色々勉強させてもらっています。斎藤HCの下だからできることや出せる味みたいなのがあって、自分のことも再発見してる感じです。

斎藤HCじゃなければ、まず今回のイタリア研修も実現は絶対しなかった。「ああ、行ってきて~」みたいな感じでした(笑)。「この人、すげーな」って本当に思いました。「だって、勉強になるんでしょ?東頭さんがレベルアップしたらZにとって得じゃないですか」とさらっと言う。「いない間はまあなんとかなります。行ってきてください。」とノープレッシャーで快く送り出してくれました。普通なら「今行くんだから、絶対○○してきて!」とか、何か条件つけたくなると思うんです。でもこの人はちょっと違う次元にいる感じなので。。。
練習や試合の時も、「ここ怒るでしょ?」という場面でも、結構動じない時も多いんです。「うーん、大丈夫な気がした」って(笑)。東京Zのチームの雰囲気はすごく良いんです。チームが負け越したりする時って、どうしても雰囲気が悪くなりがちです。でも、今別に「仲良しこよし」というわけではなく、斎藤HCが作ろうとしている「言い合える関係」とか、「チームで戦う」とかいうことが、確実にできるようになってきている。選手もきっと自分たちがどんどん上手くなっているとわかっているから、この雰囲気なんだと思います。
その中心にいるのが斎藤HCで、自分ではちょっと出来ない舵の取り方をしている。年下だし、ヘッドコーチ1年目ですが、自分とは発想が違うので、本当に勉強になることが多い。


もう一つの“縁”は山野さんです。
斉藤HCに連れられて、初めて会った後、10分経ってすぐに「あなた、日本のバスケット界で話あう人いますか???」って指差して聞いちゃったくらい考えているスケールが違った(笑)。衝撃的でした。理にかなっているのですが、スケールが違う。「日本からNBA選手がいついつまでに出る」って平然と言うんですね。で、根拠を聞いたら理にかなったことを言うんです。自分は別の根拠で同じくらいの時期に日本人NBA選手が出ると思っていたから、すごく”縁”を感じて、その帰りの新幹線でフェイスブック創始者のザッカーバーグのハーバード大学でのスピーチを聞いて、「これ、東京Z行けってことだな」と、なんか色々な偶然に後押しされたことを今でも覚えています。


そんな経緯で入団して、S級コーチライセンス講座も受講できることになって、ファブリチオコーチに出会って。
斎藤HCと山野さんでなければ、東京Zでなければそもそも「シーズン中に勉強に行く」という発想にならないし、やらない。できない。

「日本人を起点にして勝つ」と言い切ってはばからない二人。
自分は大阪でそれをして失敗しているので、もう封印しようかと思っているのに、この二人に出会ってしまった。

こういういろんな縁が複雑に絡まりあって今回行けたイタリアで、また色々勉強させてもらえたことがすごく不思議な気がします。半年前までどこに行くかもわからなかった自分が、こうしていろいろな経験をさせてもらえてることに、何か“決まっていたかのような縁”を感じます。

シーズン中に感傷に浸ってるわけにはいかないので、まずは東京Zをもっと強くできるように。今やっていることを結果に結び付けられる手助けができるように。やれることをやっていきたいと思います。

sean_italy10-1.jpg

 

RELATED

関連ニュース