スペシャルインタビュー:#19 中村友也
アースフレンズ東京Zに移籍した中村友也選手。東京Zへ加入を決めた理由、プロ生活11年目を迎える今の心境を伺いました!
合流して間もないですが、チームの雰囲気はどうですか?
ほんまに、環境の素晴らしさに驚いています。山野代表をはじめ、小野さん、斎藤さんとスタッフ陣から、練習施設もですが、良い環境でバスケができていることに感謝しています。他のチームが悪いとかではなく、11年間プロチームでプレーをしてきたなかで、練習をする場所をいつも探さないといけない事とか、沢山あったんですよね。
あとは、合流してすぐに大田区の区議長へ表敬訪問をさせていただいたり、地域が一緒になってやろうという空気ができていて、想像以上に良いチームだと思いました。街を歩いていても、既に「チョモ、頑張ってー」って声をかけてもらっているんですよ。
ホームアリーナの大田区総合体育館は、自分が憧れてきたオールスターに初めて出場できた時の会場で、とても思い入れもあります。そこでプレーできるのが楽しみですね。
東京Zへの加入を決めた理由は?
自分以外、選手が皆若いじゃないですか。やまてつさん(山田哲也選手)やたち(橘佳宏選手)も引退して、アーリーエントリーで入った2名の選手や残留した選手を入れても、23~25歳くらいですよね。彼らは、NBLとか他のリーグを経験しないまま新しいリーグに入るわけじゃないですか。
自分は、NBL・bjリーグと両方経験をさせてもらって、偉い事言える立場ではないですけど、今まで色んなチームメイトやヘッドコーチの下でやってきて、その経験を若い選手に伝えていきたいなと思って決めました。地域密着でやっていくためには、挨拶から大事ですから。バスケット以外の事でも伝えられる事は沢山あるかなと思っています。
あとは、去年プレシーズンで対戦をして、小野さんのバスケットは凄いなって改めて思ったんですよね。結果は我々が勝ちましたけど、終始やらされてる感があったんですよ。そこが凄い印象に残っているのと、弟の昌也が、WOWOWの解説で小野さんと一緒に出演した時があって。「兄貴、小野さんめっちゃええんちゃうか。」と後押しもしてくれたのでね(笑)。
チームからも早い時期から声をかけてもらったので、期待に応えたいなと思って決めました。
若いチームのなかで、自分がやった方が良いかなと思う事はありますか?
今日、初めて皆を集めて話し合いをしたんですよ。“チョモさん、うざいな”って思われるかもしれないですが(笑)。まずは、声をだしていこうと。ふざけるのと、思い切ってやるのは違うぞという話をしました。ふざけて“いえーい”ではなく、声を出す習慣はつけた方が良いと思っているのでね。まー、バスケだけ見れば、皆の方が上手いですから。若いし、体力もあるし。
ただ、これまで50試合以上の経験をしていないじゃないですか。若いから何とかなると思っている部分も、正直本人たちのなかにあると思うんですよ。これまでと比べて試合数が倍近くなって、そこに勝ち負けがついてくるというのは、想像以上に大変です。なので、今からできる事は習慣づけた方が、後々結果に結びつくんですよね。シーズンに入ってから変えましょうっていうのは無理ですから。
何か思ったりしたら5分もあれば話せるし、自分のなかで持ち帰らずに日々話し合った方が、お互いのプレーの事とかわかりますからね。“気づいた時に話す”っていう、当たり前の事がなかなかできていなかったりするので、自分から率先して声をかけていきたいです。
最後にファンの方に向けてメッセージを
Zな皆さま。はじめまして。黒豹がやってきましたよ。
誰やねんと言う感じだと思いますが、1日も早くチームの一員として皆さんに知っていただいて、応援してもらえたらと思います。宜しくお願いします!