Zgirls Kyoka 開幕前インタビュー
自分の生い立ち、ダンスとの出会い。
小さいときに母親の勧めでモダンバレエを習いました。いつも親の後ろに隠れているような子でしたが、バレエを習い始めてからから外交的な性格になりましたね。本格的な教室という訳ではありませんでしたが、「先生に○○が出来るようになったと言われた~!○○を褒められた~!」とレッスンの度に母に報告していたそうです。
中学校はバレエの経験を活かし、新体操部に入部。中学2年生のタイミングで強い監督がきてくださったおかげで、整った素晴らしい環境で新体操に没頭する事が出来ました。その時に部長をつとめていたのですが、部員からはなぜか結構怖いと言われてました…笑 そのときのメンバーが結構気が強く個性豊かで、でも凄く一生懸命で。まとめる為には自分に一番厳しくしなくてはと思っていました。最初は喧嘩ばかりでしたが、最後は団結力が高まり、県で準優勝し東北大会へ出場することが出来ました。この経験は私の原点だと思っています。
高校は新体操の強豪校に入学し、朝昼晩新体操漬けの日々でした。なかなか団体メンバーにはなれませんでしたし、中学のときと比べて凄く苦労しました。テストで成績が悪くても怒られますし、毎日が体力の限界で。でも朝練より早い時間に起きて勉強したり、勉強とも絶対に両立させる!と思ってやっていましたね。
高校では沢山の挫折を味わいましたが、メンタルも強くなりましたし、凄く貴重な経験だったと思います。
その後は大学へ進学。ダンスサークルやダンス教室に通い、チームを組んでイベントに出たりしていました。
とあるイベントで社会人アメリカンフットボールのチアリーダーを見て、仕事と両立しながら活動している姿がかっこいい!ダンスを通して社会貢献できるなんてすごい!と思い、すぐにネットで調べてオーディションを受けました。声を出しながら踊ることに最初は抵抗あったのですが、スポーツ応援の素晴らしさを学びました。1年だけの活動でしたが、先輩方から本当に多くの事を吸収できたと思います。
あなたにとって東京Z、Zgirlsとは?
家族のような特別な存在です。地元が仙台で、1人で東京に出てきたので、久々に家族に会えたときは暖かい気持ちになりますが、東京Zにも同じような感覚があります。チームはどんな状況下でも一生懸命ですし、パートナー様やスタッフさん、ファンの皆様、チームに携わる全ての方が暖かくて最高のチームですよね。アットホームなだけでなく、新しい事に挑戦していくチャレンジ精神も私は大好きです。
Zgirlsも大切な仲間・ライバルでありながらも家族のような特別な存在です。嬉しいことはもちろん、悔しいことも共有できる、人の痛みが分かるメンバーばかりです。いつも会うだけで元気をもらえます!他愛もない事でメンバーと笑い合う時間が本当に大好きです。東京Zの活動だけでなく、プライベート面でも沢山支えてもらっています。
チームに入って今まで一番大変だったことは?
苦戦したことは沢山あるのですが…一番はパフォーマンスの配置です。昨シーズンのプレシーズンゲームで初めてリハーサルに参加した際に、想像以上に覚えることが多くて泣きそうになりました。笑
アメフトのチアリーダーは基本的にずっと同じ配置ですし、フォーメーションをシビアに考えながら踊ることって今までの自分の経験にはなかったんです。バスケットコートには沢山の線がありますし、Zgirlsは360度パフォーマンスなので、振り返っただけでまた違う景色が見えます。それがまた醍醐味でもあるのですが、当初はひたすら焦っていましたね。
このままじゃいけないと思い、バスケットボールのコートのノートを購入し、曲ごとの配置を書き出しました。その際に目印等もメモして、コートに立っているときの自分を何度もイメージしました。でも緊張すると、戸惑ってズレが出てしまったり。試合の度に動画を見て日々研究していましたね。電車の中で曲を聞きながら「ここでは○○柵目!」などとイメージトレーニングもよくしていました。シーズン終わり頃には感覚的に掴めてきたものもあり、メンバーからも「配置とるの良くなってきたよね」と言ってもらえるようになりました。
今シーズンはメンバーも曲も変わりますので、また0から覚え直しです。ですが昨シーズンのように迷惑はかけられないですし、万全に対策をして臨みたいと思っています。
このチームを続けた理由と目標。
Zgirlsは『1人ひとりが輝くことのできるチーム』です。昨シーズンは本当についていくのに必死で、自分は輝くレベルまで到達できていなかったと思います。それを挽回したいという気持ちと、成長してチームに貢献できるチアリーダーになりたいという想いで継続を希望しました。
2017‐18シーズン、初めて試合観戦に来てZgirlsを見たときに、本当に全員が魅力的で。試合中ずっと「あの人も見たい、この人も見たい」と思ったんです。チアリーダーに限らず、アイドルやアーティストのグループって割りと誰かがセンターを担当していて、特定の人が目立つことが多いと思います。それも素敵なことだと思いますが、Zgirlsは曲ごと中心となるメンバーが変わっています。得意不得意やキャラクターが違う分、それぞれの良さを出していくというFukaさんのディレクションが私は本当に大好きです。Zgirlsを初めて見た感動を自分も体現していきたいです。
今は叶えるまで程遠く、言葉にすることですら恥ずかしいのですが、「この曲といえばKyoka!」と思って頂けるようなパフォーマンスをすることが今シーズンの目標のひとつでもあります。目標達成の為にも苦手克服だけでなく、得意な事を作る努力もしていきたいと思っています。
ダンスではしなやかさの中にもキレや芯の強さ、見ている人の心を動かせる表情が出せるように頑張りたいです。パフォーマンス面でもそれ以外の活動でも、ホスピタリティ精神に溢れたZgirlsになる事が目標です。
今シーズンへの想い、ファンへのメッセージ
いつもアースフレンズ東京Z、そしてZgirlsの応援をして頂き、ありがとうございます。チームは6年目を迎え、新たな歴史を作り上げるシーズンになるかと思います。
そんな大切なシーズンにまたチアリーダーとして活動出来ること、本当に嬉しく思います。私は他のメンバーと比べて身長も低いですし、華があるタイプでもありません。ですが最後の最後まで諦めずに応援しますし、本番ギリギリまで精度を上げる為に練習します。そんな姿を見て何かを感じて頂けると嬉しいです。
チアリーダーとしてパフォーマンスも応援も″諦めずに全力で″取り組んでいきますので、今シーズンもどうぞよろしくお願い致します!