紺野ニズベット翔 開幕前インタビュー
先日行われた「EARLY CUP 2019 TOKAI」では、一試合平均25分のプレータイムを与えられ、苦しむ時間もあったものの、チームに貢献した紺野。そんな彼の挑戦は、ずっと前から続いていた。
日本への挑戦
日本人の母とニュージーランド人の父を持つ紺野ニズベット翔選手。小学生の頃にバスケを始め、ニュージーランドの高校からアメリカのサウスイースト・コミュニティカレッジに進学。その後、日本でBリーグのトライアウトを受け、日本のバスケ界でのキャリアを歩み始めた。
「中学生の時に一緒にやっていた先輩が日本人で、プロバスケットボール選手として活躍していたため僕もやりたいと思った」。ニュージーランドにいた頃からBリーグになる前のNBLを知っていたという紺野。中学生の頃の先輩に影響を受け、ずっと日本でプレーすることを夢見ていた。そして、満を持して滋賀へ自ら売り込みにいった。
「ここなら上手くなれる、ここで上手くなりたい」
日本でのキャリアを歩み始めた紺野は、B1チームの滋賀レイクスターズでプレーしたのち、アースフレンズ東京Zに移籍。
東京Zを選んだ理由としては「東頭ヘッドコーチが良いコーチだって聞いたから。ここなら上手くなれる、ここで上手くなりたいと思った」。自分のスキルをさらに高いレベルにするため東頭ヘッドコーチのもとで力を磨くことを決意した。
そして、実際にチームに入ってみて、雰囲気は「very good。チームとしても、選手個人でも、上手くなりたいという想いをみんな持っているからとてもいい」。選手各々が強くなることが、チームの成長に繋がってくるはずだと話す。
また、今後の目標は「自分のベストの選手になりたい。ディフェンスもオフェンスもベストになりたい」。常に上を目指す姿勢を見せてくれた。先日22歳になったばかりの紺野のポテンシャルは計り知れない。
環境の変化
B1チームの滋賀レイクスターズで1年間プレーをしていた紺野。今との環境の違いを聞くと、「特に思いつかないくらい、酸素カプセルやケアルームなども用意され、とても良い環境でバスケットをさせてもらっている」。
そして、B1であってもB2であっても「ファンの応援の熱さが同じだね。みんなバスケットが好きで、気持ちがとても伝わってくる」。
SNSでは、滋賀レイクスターズでの感謝祭にて”今日から俺は“のコスプレをする写真が評判を呼んでいた。それについて聞くと、笑顔で「結構恥ずかしかった。(笑)もうやりたくないよ(笑)」。東京Zでも、普段からは想像がつかない、ギャップのある姿が見れることを楽しみにしたい。
紺野選手にとっての「Go!Amazing!」
今年の東京Zのスローガンは「Go! Amazing!」。
紺野は「ファンが喜ぶプレーをみせたいです。チームの勝ちに貢献して喜んでもらいたい。そのために頑張ります」。
これからさらに成長していく、東京Zの新戦力に期待が高まる。彼の成長していく過程を、近くで見届けて欲しい。