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髙木慎哉「3つのキーワード」

 髙木慎哉選手の故郷は、信州・長野の中央部、平成22年に松本市に合併した波田町。
中部山岳国立公園の一部でもある上高地や乗鞍高原の玄関口と言われ、四季折々の美しい町です。
雄大な自然の中で育った髙木少年がプロバスケットボール選手になるまでには、「移籍」「金言」「自信」の3つのキーワードがありました。

ミニバスチームの「移籍」

 「バスケは、小学1年生の時に始めました」
 髙木選手は、お兄さんが入団していたミニバスケットボールチームでバスケットを始めました。

「早い方だと思います」
 当時、ミニバスチームで練習していた同級生は少なかったようです。
早速、最初の転機が訪れます。
小学3年時に、お兄さんが「バスケの上手い人に誘われ」別のチームへ移籍したのです。髙木少年もお兄さんと一緒に新チームへ移りました。

「新しいチームはよりバスケットに力を入れているチームでした」
 新チームは自宅から車で30分ほど離れた安曇野で活動していました。練習は週4回程(火木土日)。

小学低学年には辛くなかったのでしょうか?
「練習は火曜日しか行ってなかったんですよ。4年生以上が参加できるチームだったのですが、3年生だった僕は兄が居たので特別に火曜日だけ参加させてもらってました」
安曇野のチームは、県大会へ進出するチームでした。

4年になるとお兄さんが中学へ進級し、ミニバスチームを去ります。
しかし、兄を追って始めたバスケットボールの情熱はさらに高まっていきました。
その熱がチームに伝わり、上級生チームへの参加が認められ、6年時には副キャプテンとしてチームを引っ張る存在へ成長していきました。

中学は地元の波田中学校に入学。もちろんバスケットボール部へ入部します。
「当時は、顧問が居ない時期もありました。その環境の中でもジュニアオールスターズの長野県メンバーに選ばれたり、バスケへの熱は冷めなかったですね」
 

「金言」を授かる高校時代

 高校は、福井県の北陸高校へ進学。同校は何度も全国制覇している強豪校です。そこで今の髙木選手に大きな影響を与える「言葉」を授かることになります。

「おかげさまで」

言葉の送り主は、入学時の監督だった津田洋道さん。
「『おかげさまで』という言葉を津田先生から教わって、これまで大切にしてきました。何かあるとこの言葉が浮かびます」

周囲の人たちへの配慮を欠かさない髙木選手らしい高校時代の「事件」を紹介します。
北陸高校は、国体の準決勝で、当時「無敵」と言われた明成高校率いる宮城県と対戦。
明成高校には、現在NBAで活躍する八村塁選手が在籍していました。
リードされていた北陸高校が追い上げムードとなった時にそれは起こります。

勝利への思いが違う方向へいってしまっている選手が居ました。
チーム一丸となって戦わなければいけない場面でのその行動に、髙木選手は気持ちをぶつけ、言い合いになったそうです。
この時のことを聞くと 「追い上げムードだったので・・・」
常にチームのことを優先し、仲間への配慮を忘れない髙木選手らしいエピソードだと思いました。
 

プロを意識した「自信」

 大学は、当時関東1部リーグ所属の大東文化大学へ進みます。
「最初はプロバスケットボール選手なんて考えていませんでした。今の自分なんて想像できませんよ」

 高校時代はウインターカップ16強などの好成績を残した髙木選手ですが、大学では苦しみます。
3年時まではケガの影響もありAチームでプレーすることがありませんでした。
「4番(ポジションの番号=PFを意味する)の3番目でした」

 しかし、4年になりようやく試合出場の機会をつかみます。リーグ戦優勝、優秀選手を受賞する活躍に自信を得ました。
「この頃、ようやくプロを意識するようになりました」

 しかし、インカレの準々決勝の試合中に左肩を脱臼。
「一番、思い出の試合なんですけど、嫌な思い出です」
その試合には勝利したものの次戦は敗退。
「次の試合に出れなかったのが悔しいんです。僕が出場していれば違う結果になったかも・・・」と中心選手としての自覚も生まれ、プロ入りへと大きく傾いていきます。

  その後、アースフレンズ東京Zの特別指定選手として契約。
昨シーズンは50試合以上に出場し、300得点を超える活躍をあげ、さらなるレベルアップが期待される選手に成長しました。
 

成功につなげる力

 アスリートに限らず、誰にでも人生の転機になる出来事、影響を与える言葉、決断となる心境があります。
しかし、それらを自分のモノにし、成功につなげるのは自分の力です。
「勝利」を手にすることが多かった学生時代。
次はプロで「勝利」をつかむはず。
髙木選手の今季の更なる飛躍に期待しています。
 

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https://eftokyo-z.jp/fanclub/plan/2021/


 

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