村越 圭佑選手 移籍先決定のお知らせ
この度、村越 圭佑選手が2020-21シーズンよりベルテックス静岡に移籍することが決定致しましたのでお知らせいたします。
村越選手は、2016-17シーズンに期待の大型ルーキーとして入団後、外国籍選手相手でも当たり負けしない身体を張ったプレーでチームを支え、コート外ではイベントにも積極的に参加してくれました。
4シーズン共に戦った村越選手の移籍は寂しいですが、地元静岡でのさらなる活躍と成長を期待しています。引き続き、村越選手への温かいご声援をよろしくお願い致します。
村越 圭佑
(KEISUKE MURAKOSHI)
生年月日:1994年3月16日
身長/体重:195cm/100kg
出身地:静岡県
経歴
・福岡大学附属大濠高校
・筑波大学
・2016-20 B.LEAGUE B2 アースフレンズ東京Z
村越 圭佑選手 コメント
この度、ベルテックス静岡に移籍することになりました。
思い入れのあるチームを離れることは自分にとって本当に難しく、簡単なことではありませんでしたが、地元のためにプレーしたい、新たな地で挑戦したいと思い決断しました。
4年前、山野さんにプロとして挑戦させてもらう機会をいただきこのチームと出会いました。毎年自分にできることを考えながら、HCをはじめ、高い意識のチームメイトと一緒に過ごすことで日々学ぶことができました。
ただ、プロの世界は甘くないことは分かっていたものの、なかなか思うようにコートで結果を残す事ができませんでした。
そんな中、4年目の今シーズン、コンバートという新たな挑戦をさせていただき、今年こそ結果を残したいと挑んだシーズンでしたが、怪我でなかなかプレーすることもできず、思うように結果が残せないままシーズンが途中で終わり、不完全燃焼で終わってしまいました。
ですが、コートに立つことができない時も、与えられたチャンスに応えられなかった時も、なかなか勝つことができない時も、いつも沢山の応援をしてくれた皆さんがいてくれたからまた前を向いて戦うことができました。
自分の想いに反して、チャンスを活かせずとても悔しかったですし、応援してくれている皆さんに結果で応えることができませんでしたが、コートに立った時の皆さんからの大きな声援は、いつもチームへのパワーに、そして僕自身のパワーになっていました。どんなに苦しい状況でも温かく応援してくださった皆さんには本当に感謝しています。
入団前から、プロとして、社会人として右も左もわからない僕にチャンスをくださった山野さん、成長するチャンスを何度もくださり、指導してくださった歴代HCの方々、いつも全力でチームのサポートをしてくれるコートスタッフ、フロントスタッフの皆さん、ホームゲーム等いつも見えないところでも支えてくれたボランティアスタッフの皆さん、会場を盛り上げてくれた演出チームの皆さん、常に笑顔で試合を盛り上げてくれたZgirls、Zgirls next、Zboyzの皆さん、多大なるご支援をいただいたパートナーの皆様、いつも身近なところで僕達を見守っていただいた地域の皆さん。
そしてなにより、いつも大人に負けない大きな声で元気いっぱい応援してくれるちびっこのみんな。
試合会場や地域イベント、街中などでいつも温かい声をかけていただいたり、勝っても負けても、いつも近くで応援してくれたファンの皆さん。
ここで出会えた皆さん一人一人のおかげで今の自分があります。
このチームに出会わなければ皆さんとも出会うことができなかったですし、今の自分はありません。
4年間を通して出会うことのできた皆さん、このチームに関わってくださったすべての方々に心から感謝しています。
そしてプロの道をこの地でスタートできた事、僕にとってアスフレで過ごしたこの4年間は、一生忘れられない本当にかけがえのない時間になりました。
新たな地での挑戦は決して簡単な事ではありませんが、応援してくれる方々に自分がプレーする姿を見てもらうために、ここで経験したこと、想いを忘れずに、常に感謝の気持ちを持って、選手としても人間としてもさらに成長出来るよう、今後も精進していきます。
そしてまたいつか大田区総合体育館で皆さんとお会いできることをまずは目標にして、この4年間で得たものを手に、これからも僕らしくコツコツと頑張ります。
いつも温かい皆さんがいるこの場所は、これからも僕にとって大好きな場所です。
最後になりますが、これからもアースフレンズ東京Z、そして僕自身も高みを目指し頑張り続けますので、引き続き応援よろしくお願いします。
またいつか、皆さんとハイタッチができるよう必ず上がってきます!
4年間本当にありがとうございました。
村越 圭佑選手へメッセージ
■ 代表 山野 勝行
新卒で加入してから4年間の頑張り、チャレンジに心から感謝です。
ゴール下で身体をはってリバウンド争いをし、昨シーズンはコンバートにも挑戦。いつも全力で走り回る姿に元気をもらいました。
また、地域の子ども達にいつも大人気のムラコでした。92番のユニフォームやシャツが毎年会場内に増えていって、地域連携の象徴的な選手になってくれたと思います。
ムラコの成長していく姿は、ファン・地域の誇りになっていたはず!
地元静岡に戻っての活躍も大いに期待しています。絶対にみんなに愛される選手であり続けるでしょう。素敵です!
お互い全力でやり遂げよう。本当にありがとうございました!!
■ 東頭 俊典ヘッドコーチ
4年間、アースフレンズ東京Zの生え抜きの選手として、コート上でも大田区やファンのコミュニティの中でもしっかりと足跡を残してきた村越選手がベルテックス静岡に移籍することになりました。新しいレギュレーション上、どうしても日本人ビッグマンの立ち位置は厳しくなります。それに加えて村越選手は昨年怪我もあり、満足な成績を残せた訳ではありませんでした。それでも強く必要とされたこと、また元々「Zも大田区ももちろん大好きですが、いつか生まれ育った静岡のために何か恩返しをしたい」とオフシーズンに静岡でクリニックをしたり、ずっと地元を気にしていた彼の地元愛もあり、今回の移籍に至りました。
自分が来てからのZには常に村越選手と柏倉選手がいて、二人が良いバランスでチームを支えてくれていました。柏倉選手の活躍の陰には一つ先輩ながら、良い意味での聞き役となっていた村越選手の存在も大きかったと思います。後輩でもしっかり頼るところは頼っていましたし、そうした毎日の積み重ねで柏倉選手の自信にも繋がった部分もあると思います。村越選手はオンコートでもオフコートでも周りの様子をよく気にしてくれていました。特に試合に出られない選手たちの気持ちは大事にしていましたし、よく頑張っているフロントスタッフやコートスタッフにもいつも差し入れやフォローなどを誰に言われなくても一番してくれていました。一生懸命頑張っている人や苦労している人を応援したり、助けようとする正義感や男気が彼にはあり、多分そうした人柄が地域やファンの皆様の中での人気が絶大だった理由なのだと思います。そんな彼が自分で決めた出身地への凱旋なので、快く送り出そうと思います。
一緒に「3番で結果を出そう」と挑んだ昨シーズンでしたが、きちんと挑戦出来ずに終わってしまったことだけが心残りです。でも、彼のキャリアは続きます。しっかり自分の特徴を理解して、自分の長所を最大限に活かしたSF/PFに成長してもらいたいと心から祈っています。B3も厳しいリーグです。彼としばらく会えなくなるのは寂しいですが、必ず静岡でしっかり結果を残してください。そしてまたいつか大田区総合体育館で一緒にプレーしたいものですが、彼がどのチームにいたとしても、4年間ここで頑張ってきた彼がしっかりと次のステップを踏んでいけるよう応援しています。
ムラコ、絶対に成長して会いましょう。
まずは身体を大事にして、怪我をそこまで気にせず伸び伸びとプレーできる日が早く来るよう祈っています。
一緒に出せなかった結果を、成長を、生まれ育った街で達成できますように。
静岡ではまたZの創成期のようなこともたくさんあるかもしれないけど、しっかりと若手を支えて、指導して、引っ張っていって、Zに負けない地域から愛されるチームを創ってください。
頑張って。