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ギリシャ編インタビューvol.2


ユーロリーグ史上最高の選手の一人、ヴァシリス・スパノウリス。日本での知名度はどれくらいなのでしょうか?ユーロリーグ3回優勝(うち2回は2年連続)、3度ファイナル4のMVPに輝いている優勝請負人。”キルビル”、というニックネームを持つ、相手にとっては”暗殺者”とも思える怖い選手です。NBAの経験もあり、オリンピアコスBCのライバル、パナシナイコスから移籍。今となってはオリンピアコスBCイチの古株となった彼に、チームのカルチャー作りについて聞いてみました。

ヴァシリス・スパノウリスにインタビュー


東頭「まずあなたのリーダーシップについての考え方を教えてください。」


スパノウリス「まずはリーダーが行動で示すこと。それが一番大切だ。このレベルの選手はまず自分がやれば、黙ってみんなついてきてくれる。でも若手には、それだけじゃダメで言葉にして伝えなくちゃいけないこともある。それもコツがあって、まずは1回伝えてみて、様子を見るんだ。そして、1回で伝わらないなら、2回目以降は伝え方を変える。1回で伝わらないなら、同じ方法では伝わらないからだ。」

 

東頭「たくさんのコーチの下でプレーしてきたと思いますが、新しいコーチの下でプレーするときに意識していることは何ですか?」

スパノウリス「とにかくまずはヘッドコーチのやりたいことを理解しようと努めること。そして、”ついていく”ことだ。コーチにはまずついていくことが絶対だ。しっかり考えて、汲み取るよう努力するのがプロフェッショナルだ。」

東頭「あなたほどのキャリアがあった場合、前のコーチがやっていたことの方が良い、と思うこともあるのではないですか?そうした場合、どうしますか?」


スパノウリス「きちんとした状況で、失礼や誤解のないように、一つくらい「提案」として言うことを考えることは稀にあるにはある。でも、まずはとにかく”ついていく”こと。そして、ヘッドコーチがどんな人で、どうしたいのかをまずは理解しようと努めること。それが大前提だ。」

見習いたい姿勢

インタビューで答えてもらった通り、パニオニオスGSS戦ではまさに“行動を示す“という姿を見ることができました。苦戦した前半の後、最年長ながらハーフタイムで一人走ってコートに出てきて、一本でも多くのシュートを打とうと取り組んでいたのです。そうした彼の姿に周りのチームメイトは「彼は黙々と行動で見せるタイプ。彼の場合は言葉なんかなくてもみんなが黙ってついていくさ。」(#31 ボグリス・ジョージ談)と賞賛。
またギリシャリーグ史上、最もたくさんの得点をあげていますが、ユーロリーグでは史上最多のアシストを記録している選手でもあります。「スパノウリスとプレーするとやりやすいんだよ。ビッグマンにとってしっかりプレーしてればパスをくれる、という信頼が置けるガードがいることはすごく心強いんだ。彼はユーロリーグで最高のリーダーだよ。」(#31 ボグリス・ジョージ談)
そして人一倍目についたのが彼の取り組む姿勢でした。36歳でも一番練習しているし、言われたことは率先してやる。例えば、声を出せと言われたら、大きな声を出す。チームメイトは彼のことを「コンピューターのようだ」と言います。感情を出さず、淡々と仕事をこなす職人という意味で。
インタビュー中も寡黙で、多くは語らない。それでもシンプルながら芯のある言葉で言い切る彼の姿は寡黙な日本人にかぶりました。ああいうタイプのリーダーはアメリカ人には本当に少ない。
ヴァシリス・スパノウリウスのプレー、仕草、取り組む姿・・・是非みんなに見て、知ってほしい。特に小、中、高校生!若い時に見て、学んで欲しい選手だと思いました。