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アメリカNBA編 あとがき

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あとがき?ココスコブコーチ?


何度かここで書かせてもらったスロベニア代表コーチを務めて昨夏FIBAユーロを制したイゴール・ココスコブコーチ。ドラフト1位と呼び声の高いルカ・ドンチッチ選手の活躍もまだ目新しいですよね。

2年前、自分がユタ・ジャズを初めて訪れた時に、不意に隣に来たり、他チームのプレーブックをどっさりとくれたりしたのがココスコブコーチでした。「俺がアメリカに来た時もこうして1人でいたのをたくさんのコーチが教えてくれたんだ。だから昔の俺を見てるようだから助けたくてさ」と言っていつも気にしてくれました。

実は過去2年間行っているラングコーチのクリニックも元々はココスコブコーチの発案でした。最初はJBAやBリーグに話を持っていくだけしようと思っていたんです。そうしたら、「協会やリーグは権力者が変わると全てが破談になってしまう。長く続けたいなら、お前がやるんだ。仕事もあるだろうから大変だとは思うけど、トニーは良いコーチだし、日本のコーチがお前の言うように本当に勉強熱心なら絶対大丈夫だ。時間はかかるかも知れないけど、コツコツやればそのうち協会やリーグからお願いされるようになるものさ」と言われました。そうして始まったのがアントニオ・ラングコーチングクリニックです。

ユーロ選手権で優勝した時に、お祝いのメールをした時も即座に返事が来たり、自分が年末怪我をした時もすぐにお見舞いのメールを、日本語で送ってくれました。やっぱり仕事ができる人はこういうレスポンスが速い。今回も「チームを作る時は“ケミストリー”が絶対大切だと自分は思う。スタッフが仲良くないと選手に絶対に伝わってしまうものなんだ。みんなが仲良くなれるような集団じゃないと良いチームにはならない」と教えてくれました。多分、自分が仲が良い、とかではなくて、世界中いろんな人にマメに接しているのだと思います。それこそとんでもなく顔が広い方なので、それだけでものすごい仕事量なんでしょうが、それを平然とこなす彼みたいな人に自分は初めて会いました。

側にいるだけで、気遣い、時間の使い方、バスケット以外のこともたくさん学ばせてもらいました。こういう人に会えたのは本当に感謝です。教わったことをとにかく活かせられるよう、日本に広めていけるよう、頑張っていきたいと思います。

TRY HARD!