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ダニエル・ジョンソン選手 インタビューvol.1


オーストラリアからダニエル・ジョンソン選手を獲得しました! アースフレンズ東京Zは2018-19シーズンの序盤こそ8勝3敗の好スタートを切りましたが、主力に怪我が相次いだこともあり、そこから2勝17敗と苦しい結果に。後半戦、巻き返しの切り札として現役オーストラリア代表選手を迎え入れました。

古田ヘッドコーチは現役時代、何度もオーストラリア代表と試合をしており、オーストラリア代表がどれだけ「フィジカルか」を文字通り体感してきています。そういった経験を経て、ヘッドコーチ就任からずっと「フィジカル」、「ハードワーク」、「メンタルタフネス」を合言葉に、チーム強化に取り組んできました。古田ヘッドコーチはジョンソン選手に
「世界でも最もフィジカルなオーストラリア代表のスポットを勝ち取ったフィジカルさとそこで学んだプロフェッショナリズムをチームに還元してほしい」いう期待を抱いて今回の招集に繋がりました。

ジョンソン選手はアースフレンズ東京Zのミッションである

・日本代表が世界で勝利することに貢献する
・日本から世界に通用する人財を輩出する


を今後体現して行くために「必要な人財」です。現在世界ランク11位(日本代表は48位)を誇るオーストラリア代表選手であること。日本代表がこれから目指すべきフィジカルさやプロ意識を体感、経験している選手を迎え入れることによって、今季だけでなく、この先もアースフレンズ東京Zが目指すべき「世界を目指す文化」の醸成の一助に必ずなると信じています。

また、212cmの長身ながら、アウトサイドからもプレーできるクレバーな選手で日本にいる小中学生の若い選手たちにもぜひお手本としてもらいたい選手です。これからダニエル・ジョンソン選手がこのチームを選んだ理由や想い、彼が幼少期にどんな練習に取り組んできたか、などをシリーズにしてお伝えして行こうと思います。

第1回目は、ジョンソン選手がアースフレンズ東京Zを選んだ理由と、彼から見た東京Zについて聞きました。ぜひ、このコラムを読んで彼の人間性や想いを知った上で、プレーを観に会場に足を運んでください!
 

チームとファンのみなさんに明るい未来を


「日本代表が世界で勝利することに貢献する」「世界に通用する日本人選手を輩出する」というチームのミッションについてどう思いますか?


「そのミッションに向けて一緒にプレーできることがとても楽しみです。チーム全体が組織として、ミッションの実現に向けて本気で努力していると感じています。このチームに合流してまだ数日ですが、そこに関われること、バスケットをできることがとてもうれしいです。」

 

きっと日本以外からもたくさんのオファーがあったと思いますが、なぜB2の東京Zに来ることを選んだのですか?

「いろんな人に相談をしましたが、日本や東京に訪れたことのある知人たちみんなから、東京はとても素晴らしい場所だと聞いていました。どんな文化なのかを体験してみたいと思ったんです。バスケットボールもとても急成長していると聞いていましたし。 また、東京Zからオファーをいただいた時も、僕に対してすごくポジティブな印象を持ってくれていて、必要とされているのをすごく感じました。これも何かの巡り合わせだと感じたので、僕が少しでもチームに貢献できるのならと思い、ここに来ました。ここに来れたことがとてもうれしいです。 」

契約前に島根戦を観戦されていましたね。東京Zはどんな印象でしたか?

「小さいミスや細かいところを突かれて相手のチームにリードされてしまうところはあるものの、チーム全体としてはポテンシャルも高くて、ちょっとしたアシストが必要なだけだったんじゃないかな、と感じました。僕が力になれた場面も多々あったと思います。ちょっとしたところが噛み合ってなかったり、勝利に必要な細かいところがやりきれていないだけで、成功に向けて必要なものは揃っていると思いました。」

具体的に何がチームに足りなくて、自分が入ることによってどんな効果をもたらすことができると思いますか?

「リバウンドはずっと得意分野だったので、まずそこはチームに貢献できるし、しなければならないと思っています。それ以外にもたくさんのことがあります。例えば、自分は得点源にもなれる部分もあるし、オープンの人にきちんとパスを供給することもできる。 リーダーシップだったり自信だったり、落ち着きだったり、勝利に必要な細かいことを自分がちょっとずつ実践して、チームに貢献できる部分はあるかと思います。」

東京Zでは将来的にはチームで日本代表選手を輩出したいと考えています。 オーストラリアの代表チームでのプレーを通して得られた経験などはありますか?

「オーストラリア代表にいる多くの選手はNBAやヨーロッパでのトップチームでプレーしています。とても高いレベルの選手ばかりなので、そこでプレーできることは本当にありがたいです。チーム全員がチームの成功と勝利のために一丸となっています。セルフィッシュな選手はいない。いかにチームとしてどう戦うかかが全てで、プロ意識は常に高いし、際立っていますね。」

所属していたAdelaide 36ersではキャプテンを務めていました。東京Zはまだチームもここにいる多くの選手も、若くて、まだまだ未熟な部分がたくさんあるチームです。代表チームで学んできたプロフェッショナリズムとは何かを伝えていくという役割はここでもできますか?

「そうですね。オーストラリアでプロとして12年間プレーしてきました。プロになるために何が必要なのかを知っていますし、若手の選手たちに伝えていくことができると思います。東京Zのみんなはハードワーカーばかりですし、それがまず成功に必要な基本中の基本なので、とても大事なことだと思います。コーチの指導もしっかりしていて、とてもいい環境にいるので、自分が色々伝えていくことをしていけば、チームとしてきっといい方向に向かうと思います。」

注目している日本人選手はいますか?

「みんなですね。本当にこのチームの選手一人一人にとても感心させられています。練習でも試合でも手を抜いたりする選手はいないし、 みんな上手くなるために努力している。練習後のシューティングや取り組む姿勢もとても素晴らしいと思います。」

4月で31歳になるということですが、外からシュートを打つようになったのはいつからですか?オーストラリアではビッグマンでもそういったスキルを身につけるのはよくあることなのでしょうか?

「そうですね。最近はビッグマンでも外から打つことが一般的になってきていますが、昔はそうでもありませんでした。背が高いとただスクリーンをしてリバウンドをとる、ということだけを求められることが多いです。でも自分はそれだけじゃなく、いろんな選択肢を持てるようにしておきたいという気持ちは常にありました。外からシュートを打つのも楽しかったので、ちゃんと自分のものにして試合に組み込めるようにそこはすごく努力してきましたし、いい結果につながりました。 小さい頃はなんでもやりたいという想いがあったので、色んなスキルを習得できるように練習していました。13歳か14歳くらいの頃からだったと思います。その頃から常に自分自身を高めようと挑戦してきました。 」

高校卒業後に通われていたオーストラリア国立スポーツ研究所(Australian Institute of Sport、略称:AIS)は世界でもトップレベルのスポーツ機関として有名ですし、とてもいいユースプログラムがあると聞いています。そこで外のプレーも教えられたという感じでしょうか?それとも自分から?

「AISに入る前からそういったことは自分でやってきました。でも確かに、AISでもどんな役割でもこなせるようにバランスの取れた練習を行っていて、それら一つひとつのスキルを習得するためにもすごく努力をしましたね。」

東京Zのファンのみなさまにメッセージをお願いします。

「東京Zでプレーできることをとても楽しみにしています。勝利に貢献して、このチームのポテンシャルや、どこまで行けるのかをしっかり魅せられるように頑張りたいと思います。文化を築いていく上でも刺激を与えられたらと思っています。成功するために何が必要かをしっかり考えて、チームとファンのみなさんに明るい未来を届けられるように頑張ります。 」

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