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久岡幸太郎 開幕前インタビュー


 今年3月に大学を卒業し、プロバスケットボール選手として東京Zで新たなステージへ歩みだした久岡幸太郎選手。昨年、大学バスケを終えた直後から特別指定選手としてプレーをし、今シーズンからはルーキーとして新たな気持ちでチームの勝利に貢献していく。 

大学との環境の違い

 「大学では学生主体でやっていたので、自分たちで考えてやっていました。東京Zでは、コーチも付きっきりでいますし、トレーナさんも細かいところまで指示をしてくれる。ケアでは、トレーナさんが身体のケアをしてくれる。また、良いジムを使わせてもらっていて、体育館も冷暖房がついている。環境が一気良くなりましたね。それは大学が悪かったとかではなく、ここでまた新たな環境になったという気持ちです」と、学生とプロとの違いを実感していた。

 また、学生の時になかったのは、地域イベントへの参加。日頃お世話になっている人々への感謝を込めて参加しているという久岡。
 「3部練の間にイベントに行ったときは、体力的に少し大変なときもありました。(笑)でも、僕たちがバスケをできるのは、地域の方々やパートナーの方々など、僕たちを支えてくださっている方々の支援があってこそです。そのことを大学から今までの期間ですごく感じているので、そういう人たちの力になれるのなら、イベントにどんどん参加していきたいと思っています。逆に、こっちが楽しませてもらったり、学ぶことがあったりと、僕のためにもなっていますね」。コートの中だけでなく、コート外でも学ぶことがたくさんあり、久岡のプロ選手としての成長に繋がっていた。

自分のストロングポイント

 「ディフェンスは大学の頃から自分の強みだと思っていて、それはプロの世界でも通用しているかなと思っています。中高大と恵まれたチームにいたので、そこでとても鍛えられました」。

 先日公開された東頭HCのインタビュームービーでは、「昨シーズン、ヘッドコーチに求められていたディフェンスをひたすら頑張り、プレータイムを勝ち取った。追加で求められたシュート力に関してもしっかり答え、適応能力が高い選手である。得意なアシストだったり、まだまだ出していないプレーもあるので、伸び代が大きい」と期待の声が上がっていた。

 また、プレーだけではなく、「リーダーシップも少しずつとれてきたと思います。大学の時もずっとキャプテンとしてやってきたので、その経験が活きていますね」と、これまでの経験を生かした自信の強みを教えてくれた。

オフの過ごし方

 オフの期間中、欠かさずトレーニングを行っていた久岡。「オフは少しだけ休んで、あとは、大学の時の同級生と集まって泊まり込みで練習したり、トレーニングしたりした。練習したり、一人でジムに行ったり。シーズン中と同じくらいやっていました」と、自分を甘やかすことなく過ごしていた。

 何が久岡をそのように動かすのか聞くと、「シーズンが楽しみで待ちきれなく動いていた。また、今年が一番大事だと思っているので、そのためにも、という意味を込めて、ずっとやっていましたね。今年がルーキーシーズンだけど、何事も始まりは大事で、今後の自分のキャリアを決める大事な時です。初めてだから失敗して、経験して、という考えではなく、最初から結果を残していきたい」。
 バスケットを楽しむ気持ちと、成長したいという強い気持ちが、久岡を動かしていた。

オフコートキャプテンとしての意識

 久岡は今年オフコートキャプテンに就任。「自分がいることでチームのコミュニケーションがさらに円滑になり、よりチーム力が上がればいいなと思っています。例えば、誕生日の企画とかを頑張って考えています!ケーキをどのタイミングで誰が持ってきてどうするか・・など。楽しんでやれています」。

 SNSの活用にも積極的な久岡。コート内外問わず、全体にいい影響を与えてくれることを、チームとしても期待している。

どのようなGo!Amazing!を届けたいか

 今年の東京Zのスローガンは「Go!Amazing!」。
久岡は、まず”挑戦“をあげた。「今年は「挑戦」が大きなテーマです。チームとして目指すところはすごく高いところにあると思う。全てが上手くいっているわけではないし、なかなか簡単には達せない、難しい挑戦をしている。それでも、観にきてくれたファンの方々やスポンサーの方々に、どんどん成長していくところを観てもらって、楽しんでほしいと思います。僕たちが目指すものに近づいて、いい勝ちができたときに、驚かせるような試合ができたらいいなと思います」。

 そして、久岡はチームに対して大きな愛を持っている。
「ファンの方々、パートナーの方々、地域の方々、チームに関わる業者の方々、ホームゲームを作ってくださる演出の方々、フロントスタッフ、コートスタッフ、Zgirls、Z Friendsの方々、すべての人がチームのために一つになっているのがすごく好きでいいなと思ってます。僕たちは、選手としてその想いをコートの上で表現して恩返していくので、一緒に頑張って盛り上げていきたいです」と、熱い想いを語ってくれた。

 東京Zに関わる全ての人と一緒に強くなっていく久岡の挑戦はこれから始まっていく。