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東京冷機工業株式会社×アースフレンズ東京Z 代表対談コラム

胸スポンサーがポッカリ空いたまま始まった2019-20シーズン。
崖っぷちを走るアースフレンズ東京Zに、共に戦おうと救いの手を差し伸べてくれたのが、東京冷機工業株式会社 代表取締役社長 吉田丈太朗氏でした。


山野「トップスポンサー契約、本当にありがとうございました。御社のご紹介として、まずは業務概要や歴史を教えて下さい。」

吉田社長「昭和31年(1956年)創業ですので、もう64年を迎えた空調設備会社でございます。まさしく空調設備が世に出始めた頃からの会社で、大手空調メーカーのダイキン工業株式会社様が、関東圏に進出した際にメンテナンス業務を請け負うことで設立しました。
そう聞くと、いわゆるサブコン(元請業者から工事の一部を請け負うこと)に力を入れる存在と受け取られますが、当時からこのような会社は大手企業が数社存在しており、弊社は、全国で言えば30番目ぐらい、都内では25番目くらいの会社でした。
そこで弊社は、他社と一味違うところで事業の軸を見出してきました。
それは「設計・施工・メンテナンスは勿論の事、他に電気もガスもやる会社」だというところです。
理想の空間創造の実現に向けて、計画から設計、施工、そして完成後のメンテナンスまでをワンストップで行う「トータルマネジメントシステム」を実践する。
これは全国的にも殆ど例を見ない形態で、関東域をネットワークで展開するメーカーサービスを別とすれば、独立資本系では弊社ぐらいだろうと認識しています。有りそうで無い、珍しい会社と言った方が早いですかね。
でもその事は、空調業界では知られていますが、逆に世間一般ではあまり知られていない会社でもあります。(笑)
このような独自性のある会社で60数年事業を行ってきましたが、まだまだ成長を続けていける会社だと思っています。

山野「B to Bでは知らない人はいないという会社なのですね。」

吉田社長「現在、約6000社のお客様にご愛顧いただいています。多くのお客様に支えて頂いている事が、弊社の強みであり誇りです 。」

東京冷機工業株式会社 吉田社長とアースフレンズ東京Z 代表山野の対談の様子

山野「業績を拝見すると、世に言う右肩上がりで成長されていますが、それでも業界ではまだまだ発展途上なのですか?」

吉田社長「近年の気候変動を踏まえれば、エアコン等の需要は益々増えると想定されます。
それに伴い機器入れ替えやメンテナンスというニーズも増えてくるでしょう。
しかし我が社が一番に拘っている事は、業績アップではありません。
我々の仕事は、“何より人が動かない事には成立しない仕事で、現場で頑張ってくれているたくさんの社員で支えられている会社です。そういう社員に報いる為にも『どこにも負けない、良い会社になろう』というのが 我が社が追求している拘りです。ただ会社が有名になれば良いという発想ではないのです。

私は、働く人一人ひとりの価値観が違うなか、どういう会社が社員にとって『良い会社』なのかを考え続けました。『給料が高い』これも1つですね。また『休みが多い』これも良いと思います。他にも『上司・部下との関係性が良い』、『経営が安定している』等、色々あります。
みんなが分かり、共感が得られる言葉は無いかと思案を続けた末に、“自分の家族や身内に『良い会社だね』と褒めて頂き、『この会社を受けた方が良いよ』と薦めて頂けるような会社” になろうと思い至りました。

お陰様でその想いが届いた社員も徐々に増え、兄弟が居たり、社員のお子さんが入社したり、また友人同士で、『今の職場は嫌だな』なんて話題から、『じゃあ、トウレイを受けてみない?』って話になって、入社した社員も増えてきています。

仕事に就けば、必ずしも楽しい事ばかりじゃないでしょうけど、そんな話を言ってもらえるのは、ものすごく嬉しいですし、励みになりますね。

なので、『良い会社になる』事を目指す意味では、事業の拡大も大きな関心事ではありますが、決して『売上ありき』の発想はしません。逆に、『無謀にやり過ぎない』よう注意を払うことが重要だと思っています。

 

山野「人に紹介したくなるような会社なんて、本当に素晴らしいと思います。」

吉田社長「企業は、どうしても売上ありきで考えてしまう。特に一定規模の会社になれば、売上をアップさせ、利益を生み出す事は重要です。しかしそのために、半ば無理のある業務システムに社員を型はめしてしまうと、やっぱり無理が生じてついていけず、急速に事業を拡大したチェーン店のように厳しい状況に陥ります。

周りの方からすれば、弊社は甘いと言われるかもしれません。実際、昨年実績より低い、本年目標を掲げる会社なので一理あります。(笑)
しかし、『そんな無理してやったら、ちゃんとした仕事ができないでしょ』『仕事の品質やクオリティが落ちるよね』とリーダーが覚悟をもって伝えるのは大切な事と思っています。
まぁそれでも、本能的に仕事を取ろうという意識は働きますので、お陰様で売上は伸びてきていますが、短絡的な拡大戦略は、取らないということです。

山野「入った方がいいですね・・。この会社。(笑)
Bリーグ自体がすごいスピードで成長しているので、うちのチームもすごい角度で上がっていかないとついていけない世界になっていますが、吉田社長のような考えにはまだ到達できていません。」

吉田社長「最初の頃は貪欲的で良いんじゃないですか。弊社も創業時は、お客様からクレームを頂き、メーカーの力を借りてようやく解決したりの経験もしました。
40年前私が入社した頃は、事業を成長路線に乗せる大切な時代だったので、もうめちゃくちゃ仕事して、『もっとやれ、もっとやれ』が合言葉になっていました。

吉田社長「バスケットにつながる話ですが、現代は”効率性や生産性の向上”等と言われ、私たち企業人もそれを求める時代となりましたが、LINE等、SNSだけのコミュニケーションがとても増えて、少々行き過ぎているとも感じています。
相手の感情が伝わらないし、まずもって表情すら分からないのは、寂しいことです。
 その点、スポーツは良いです。初めてプロバスケットボールの試合を観た時は驚きました。地響きとか、選手の息遣いとか、必死さ、選手同士でぶつかって血が出てたりとか、格闘技なんじゃないか?みたいな感覚をもったぐらいです。

正直言えば、これまでスポーツに強い興味を持つことはありませんでしたが、バスケットボールの試合を観て、確かに何かを感じ、共感するものがありました。弊社の社員も、お客様にも観戦して頂きましたが、皆さんワーワー歓声を上げ、夢中になってました(笑)。

スポーツ観戦を通じて、会話が生まれコミュニケーションが深まるんです。
改めてスポーツの力って凄いなあと思います。人との触れ合いだったり、想いを感じ取って打ち解けたり、必死さを感じたり。大袈裟かもしれませんが、人とのつながりを深めるのはスポーツしかないぐらいにさえ、思いました。


そして、バスケットボールを観るきっかけ、スポーツの力に気付くきっかけをくれたのが、まさしく山野社長でした。
私も仕事で色んな方とお逢いしますが、情熱をもって自分の仕事を語れる人ってそれ程多くはありませんし、本気で自分の仕事で『夢を語れる人』はもっと少ないと思います。
でも、山野社長はその1人でした。
「スポーツ以外の事でも、こんなに熱く語ってこられたのですか?」

山野「そう言われるとそうですね。僕はサラリーマンとして営業をずっとやっていました。
もちろん営業したい、成績を上げたい、という想いが当然あるから、そのために一生懸命やってきたとは思いますが、やはりスポーツや好きな事にはさらに気持ちが入ります。それはおっしゃる通りです。」

吉田社長「繰り返しになりますが、スポーツの力というものを再認識しました。その力が、冒頭に申し上げた「良い会社」を創る、一つのきっかけになったら最高だなと思います。
今いる社員にとっても、これから入社する人にとっても、アースフレンズ東京Zが共感し得る存在で、あり続けて欲しいと思っています。
もちろん、そこに山野社長という存在がなかったら、私は今回のチームサポートという決断には踏み出していないと思いますけど。」

山野「そう言っていただき、ありがとうございます。本当に良い出会いをいただきました。
最初にお会いしたのは、昨年のお正月で、試合前に行った大田区総合体育館での賀詞交換会でしたね。」

吉田社長「そうですね。会に参加されている方にも、『いやー、バスケットとは・・・』って、かなり情熱的に語る方がいて、そういう方に接する機会は少ないので驚きました。その時も、山野社長は熱っぽく夢を語っていて、本当に真剣なのだなって感心したのをよく覚えています。

山野「賀詞交換会をきっかけに、御社の運動会にもお手伝いさせていただきました。あれも本当に良い機会を頂いたなと思っています。」

吉田社長「運営も、なかなか大変だったでしょう?でも結果は大成功で、よく最後までやってくれたなと感謝しています。」

2020年10月16日 西宮戦の前座として東京冷機工業株式会社様の運動会を実施しました。

山野「ああいった社内イベントは定期的に行っているのですか?」

吉田社長「社内に『歩こう会』という会がありまして、さほど歩かずにして、バーベキューをしたり、楽しく酒を飲む事が主になった会なのですが。(笑)年に1回、同じ時期に会を開催し、3年に一度は、社内運動会を実施しています。本当はもっと頻繁にやりたいのですけどね。
今年の運動会に引き続いて、バスケット観戦するといった企画は良かったと思いますよ。社員に加えて、お世話になっているお客様377名をご招待し、合わせて900名弱くらいで観戦しましたが、楽しんで頂けたようです。」

山野「皆さんからの大声援、本当に心強かったです。無事試合も勝利することができてよかったです。ありがとうございました。」


山野「こういった経緯の中で、最終的にパートナー契約を決めていただけた理由はなんだったのでしょうか?」

 

吉田社長「一つはやはり山野社長の存在ですが、もう一つは、Dリーグ(Development League:関東の一部大学バスケットボール部が所属するBチーム(二軍)のリーグ)との繋がりですね。アースフレンズ東京ZがDリーグの選手たちに目を向けている事を知り、これは我々も応援したいなって気持ちになりましたね。
スポーツの世界では皆が注目される存在になれる訳ではありません。だけど続けてきた事、頑張ってきた事の価値は何も変わらない。”バスケットをやりたい”っていう純粋な気持ちだけで4年間続けてきた心身共に強い選手たちに、心からエールを送りたいですし、トウレイの社長という立場からしても、是非我々の仲間として入社して欲しい人財だと思っています。

なので、今回のパートナーシップ契約を機に、成功者で無くても努力してきた人にチャンスを与えられる存在として、スポーツに貢献していきたいです。今後はアースフレンズ東京Zと連携して、色々楽しい企画をご提供できたらと思っています。
私自身もパワーをかけて、何かやりたいなと思っていますし。

アースフレンズ東京Zのミッションに、『世界で活躍する選手を輩出する』というのがありますが、私も精一杯応援していきたいなと本当に思っていますよ。」

山野「素直にそこまでチームのことを思ってくださっていることが嬉しいです。


東京冷機工業株式会社様のロゴを背負い戦う キャプテン #21増子匠選手

山野「僕は出会った時から、吉田社長が、社員を本当に愛しているのだなと、ずっと感じていました。何回かお食事させていただいて、その度に僕はしみじみ感じています。
ですので、今回のパートナーシップ契約を機に、社員の皆さんへ『私が感じた喜び』を伝え続けて、吉田社長の想いを実現させるお手伝いが出来たら良いなと思っています。」

吉田社長「運動会みたいに、同じ空間で同じ息を吸い、同じものを見て同じ想いに「共感」する。互いに応援し合い、称賛し合う、そういう場面を出来るだけ多く作っていきたいですね。」



山野「その他、パートナーシップ契約にあたって期待することはありますか?」

吉田社長「いろいろな事ができると思っていますし、多くの可能性を感じています。単に採用活動の企画に止まらず、社員の福利厚生やお客様サービスのイベント企画など、色々アイディアが出てくるのではないかなと思っています。

最近は、個々の選手を応援したい感情も芽生えてきて、選手の名前も結構覚えましたし、スマホをチェックして、『あっ!今日は勝ったんだ」『また負けちゃったよ』って 試合結果で一喜一憂しています。(笑)ですから、アースフレンズ東京Zのさらなる躍進を期待したいですね。

それから1つご報告ですが、弊社にも「バスケ部」が設立しました。バスケをやりたい社員が結構多い事を発見することができました。 」

山野「人数が少ないバスケ部なら、うちにもありますよ(笑) 」
吉田社長「じゃあ、今度試合やりましょうか? (笑)」

吉田社長「話をまとめると、色々と可能性を感じているということです。選手の事も応援して、弊社と一つのチームとなって、大きく強くなって欲しいですね。

山野「僕らも今回、御社を背負わせていただく訳ですから、相当な覚悟がございます。トウレイさんにサポートして頂けるとは、本当に重要なことなんだと社員に話しました。もっと成長していかなければいけないことを十二分に理解して頑張ります。」

吉田社長「そう言われると楽しみですね。選手の皆さんは、弊社のサポートをどんな感じに受け取っておられますか。」

山野「喜びはもちろんですが、同時に責任も感じていました。キャプテンの柏倉選手に報告したときには『本当にお礼言わないと。俺らは何がなんでも勝たないとダメだ』という話をしていました。」

吉田社長「スポーツは、勝ち負けが生じますからね。」

山野「毎週毎週、それがつきまといます。だからこそ勝った時の喜びがあります。でも本当の喜びは1 クラブしか味わえません。たった18分の1です。そこを目指してみんな切磋琢磨して挑みます。
御社に冠スポンサーを務めて頂いた西宮戦で、吉田社長がコメントくださった事を選手はちゃんと覚えていて、『あの時、吉田社長が熱く語ってくださったのを忘れません。』と話していました。ですから、もうチーム一丸です。本当に、しっかりやっていかないといけないと思って、頑張ります。」

吉田社長「期待して応援しています。 」

「本日はお時間を頂きありがとうございました。」

東京冷機工業株式会社様のロゴを胸に、選手・スタッフ一丸となって、熱い試合を、楽しい会場を創り上げていきます。


東京冷機工業株式会社

【本社所在地】 東京都文京区本駒込六丁目24番5号
【代表】 吉田丈太朗
【設立】 1956年3月3日
【事業内容】 管工事業、電気工事業
【営業許可】 高圧ガス販売、冷凍空調設備工事事業、第一種フロン類充填回収業
【事業所認定】Co2削減ポテンシャル診断推進事業、ZEBプランナー 、ISO9001、ISO14001

【URL】http://www.to-rei.jp/