SHU’s EYE vol.9 「2年目のシーズン、期待と楽しみで溢れています」(前編)
2015-2016シーズン開幕まで約1ヶ月。2年目のシーズンに向けてチームに期待する事とは。
前編・後編に分けてお届けします。
昨シーズンから選手がだいぶ入れ代わりましたが、どう捉えていらっしゃいますか?
昨シーズンできて1年目のチームですし、プロチームというのは人の出入りは常にある事なので、現状のメンバーでしっかりやっていくだけだと思っています。
シーズンを通してのプレータイムでみると、(スターティングメンバーでは外国籍選手が1人抜けましたが)メインで出場していた選手は残っています。1年目に非常に貢献してくれた選手も沢山いましたし、“もう1年同じチームでやりたい”と思うところもあります。その反面、強化もしていかないといけないという事も当然の事なので、残った選手がしっかりした意識をもってプレーをしていってくれると思います。
新加入メンバーへの期待することは、どんな事でしょうか?
嶋田は、サイズですね。去年チームになかった大きいサイズの選手が入ってくれたので、ちょっと時間は必要かもしれないですが、チームにとって必ずプラスにしたいし、なってほしいですね。昨シーズンは、リバウンドの部分で相手チームの大きい選手や外国籍選手に対して弱い部分があったので、そういう点でも貢献してほしいと思います。
橘は、身体能力が高く、練習でも常にチャンスがあればダンクを狙おうという姿勢は凄いと思います。しっかりチームを作りながらも、そういう派手なプレーがでてくれば、観てくれるファンの方にも楽しんで頂けるのではと思います。
菊池は、潜在能力が高いと感じています。プレーを一緒にする時間が増えることによって、1、2番のコンボガードとしての可能性があるかなと思います。後は、経験を積むことですね。『ここでやりたい』という気持ちが非常にでていて、精神的にもしっかりした自分の考えを持っているので、これからが楽しみです。
カイルは、地味な事をしっかりやる選手ですし、こちらが要求したことや新しいシステムへの順応が早い。我々のチームにフィットすると確信しています。すぐにでもコートに出てプレーをしてもわらないといけない選手ですので、チームに早く慣れてほしいなと思っています。
先週の横浜ビー・コルセアーズ戦は、外国籍選手がいないなか勝利をもぎとったが、感触はどうでしたか?
これまでは新加入の嶋田・橘を入れ、8名で主に個人スキルアップや4対4までの練習でしたので、練習試合になると、タイミングが合わない状況が続いていました。
そこでチームミーディングを開き、チームの目標また戦い方等、チームコンセプトについて話しました。既存の選手は再確認、新加入の選手はイメージが湧いてきたと思います。
あの試合は、ディフェンスもオフェンスも、チームとしてプレーできていたと感じました。
オフェンスでは、選手同士で協力して、高確率のオープンショットを打っていました。それは、アシスト17本にも現れていると思います。またディフェンスにおいては、我々のバスケットボールの根底であるプレッシャーディフェンスを、終始プレーし続けてくれた事も嬉しい収穫でした。
ミーティングではどんな話をされたのですか?
チームコンセプトですね。我々は、ディフェンスでしっかり相手にプレッシャーをかけながらテンポを作って、ファーストブレークであったり、ハーフコートオフェンスにつなげていくというのが大きい流れであるという話です。その中での、PGの役目だったり各ポジションの役目を説明しました。
次はNBLチームを迎えてのプレシーズンマッチですが、どのような事を意識されていますか?
プレシーズンマッチというのは、今やっていることをもう1度確認しながら、どこが良いのか、修正点はどこなのかを見つけるゲームだと思っています。
成功体験を増やして自信を持ち、また課題を見つけ、1つ1つクリアして、開幕までに今の環境での最高の準備をしたいと思います。