SHU’s EYE vol.11 「アグレッシブさを取り戻してほしい」
シーズン序盤戦を終えた今、チームに思う事とは。小野ヘッドコーチの心境に迫る。
率直に、現在の成績(8勝6敗)をどのように受け止めていらっしゃいますか?
負けてはいけない試合がいくつかありました。
2年目のチームですが、半分近く新しいメンバーになっていますので、チームケミストリーが、想像していたよりも理想に届いていなかったと感じています。戦い方やバスケットの考え方の共通意識を、今一つ持てていなかったです。
うまく新しいメンバーに伝わっていなかったということですか?
そうですね。2年目なので、より考え方を理解してプレーできるというメリットの部分を考えていたのですが、メンバーの入れ替えによって、チームケミストリーの構築が遅れてしまいました。この部分は、重要であり且つ時間のかかる事なので、もう1度原点に戻り、基本的な事から練習をしています。
もう1度1から練習をしているという事ですが、具体的には?
基本的な1対1のオフェンス・ディフェンスであったり、リバウンドドリル、またモーションオフェンスのファンダメンタル(基礎力)ですね。少しずつですが、効果はでてきていると感じています。
1番想定外だったことは何でしょうか?
ディフェンス面では、チームディフェンスが機能しなかった事。オフェンス面ではタイミングが合っていない事ですね。バスケットは、意思疎通という事が大切なのですが、その部分がうまくできていなかったです。 数字上では、ターンオーバーの数がとても多く、ある試合では24個も出してしまいました。また、数字にあらわれないミス、例えば、ディフェンスポジションが悪く、ノーヘルプで相手に簡単に得点を許した場面等、多々ありました。
想定よりも良かった事はありますか?
リーグ戦序盤に、前述した内容を知る事ができ、アースフレンズ東京Zのバスケットを再チェックできた事です。
選手達にアグレッシブさが戻ってきた感じがします。オフェンス面でいうと、チャンスがあったらバスケットへアタックする気持ちがでてきました。自分で先の事を想定して、『次に自分は何をやるんだ』と考えて動くようになりましたね。
ディフェンス面でも、今、自分がするべき役割の理解度が高くなってきたと感じています。これからもっともっと、高めていきたいと思います。
長いシーズン中、どのように気分転換されているのですか?
体を動かすことですね。ジムでトレーニングをしたり、家の周りを走ったりして、汗をかくようにしています。冷や汗ばかりではいけないですから(笑)。リフレッシュできますよ!
最後に、ファンの皆さまへ一言
NBDLの一員として2年目のシーズンですが、新しいチームとなっています。
アップダウンの激しい試合が続きましたが、ベクトルを統一し、チームワークを大切に、よりハードにプレーし、一つ一つ上を目指します。応援を宜しくお願いします。