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対談コラム<東京冷機工業 吉田丈太朗代表取締役社長×アースフレンズ東京Z代表 山野勝行>第2弾


2019-20シーズンからトップスポンサーとして応援いただいている東京冷機工業株式会社の代表取締役社長・吉田丈太朗氏と、アースフレンズ東京Z代表の山野勝行によるシーズン開幕前の対談が実現しました。

当コーナーでは昨年に引き続き、この対談の模様をお届けします。

“人”を大切にする東京冷機工業様の企業ポリシーや今後の人材育成構想などをお聞きしました。
対談途中では熱い想いを語りあう場面あり、笑いありと終始、和やかな時間となりました。

東京冷機工業様は「すぐにTO-REI・それもTO-REI・だからTO-REI」の企業コピーのもと、空調設備の施工、メンテナンスを通じて、省エネ社会、脱炭素社会の実現を目指されておられます。まずは会社のことについてお聞きしました。

―東京冷機工業の創設歴史について教えてください。

吉田社長 「創業は66年目になります。創立記念日は登記上4月ですが、3月3日と定めていて、これには大きな意味があります。

弊社の創業は、ダイキン工業㈱様の関東進出がきっかけでしたが、ダイキン工業様は関西に本店を構える会社ですので、関東圏に進出するにあたって空調メンテナンスを行える会社を探されていた折に、弊社の創業者が初受注したのが3月3日でした。

その恩義に感謝し、3月3日を創立記念日としています」

―創業者はどんな方だったのですか?

吉田社長 「創業者は酒井六郎という者ですが、当時の記録が書かれた資料が残っていないので正確なことは分かりませんが、と或る企業の経理マンだったと伺った記憶があります。」

―今、空調は注目されていますね。

吉田社長 「時代背景もあり、換気は特に注目されていますね。室内の空気を効率よく入れ替えたいという需要が高まっています。

技術が大きく変わったわけではありませんが、効率よく換気ができるよう、能力を上げたりする案件が増えています。


 

東京冷機工業様には2019年11月からトップパートナー契約を結んでいただいています。
ご支援をいただくに至った経緯などをお聞きしました。

―東京Zとのつながりは?

吉田社長 「私自身は、バスケットの競技経験はほとんどありません。群馬県の伊勢崎市の出身でして、私の高校の先輩に山野さんを紹介してもらったのがきっかけです。
先輩とは高校の同窓会で再会し、話を交わしている際に『面白い人がいるから、逢ってみないか』と山野さんを紹介されました。」

山野 「新年の賀詞交換会でしたね」

吉田社長 「ええ、そうでした。その後、試合を観戦させていただき、山野さんの情熱にすっかりだまされました」(笑)

山野 「しっかりだましました」(一同笑い)

―高校の先輩がつないでくれた縁なのですね?

山野 「その方は、東京Zのスポンサー企業の役員をされていた方でしたが、僕との出逢いはスポンサー企業としてではなく、同じ大学の卒業生として大学の懇話会で知り合いになったんです。
後日、『ああ、スポンサーだったね』と思い出すくらいの偶然な出会いだったです」

吉田社長 「まさに人と人のつながりですね」

―それで、すっかりだまされて(笑)スポンサーになった?

吉田社長  「まだ夢の中ですよ」(笑)

山野 「ずっと夢の中にいてください」(笑)

吉田社長 「山野さんはとてもバスケを熱く語られる方で、この情熱に心が動かされました。しかし、それだけでスポンサー企業になろうと思ったわけではありません。

試合会場へ出向き、実際に観戦してみてバスケへのイメージが一変しました。選手同士のぶつかりあいの激しさを肌で感じました。『まるで格闘技みたいだな』と衝撃的な印象でした。それと同時に美しいとも感じました。これが最初の印象です。

もう一つは、選手と観客の距離間。選手の表情から感情がわかる、鼓動から真剣さまで伝わる。これは他のスポーツとは違う。『これって、他の人にも伝わるものがあるはずだ』と確信し、スポンサーになろうと決断しました」

―そうして、バスケットボールにひかれていった訳ですね。

吉田社長 「そうです。最初は山野さん、そして選手にもひかれていきました。スポーツをやる人は立ち振る舞いがちがうなぁと」

 

―それで選手の採用を考えられたのですね?

吉田社長 「そうですね。ある時、山野さんから『バスケ学生の中には大学での4年間、バスケットボール部に在籍していても試合に出られない選手が8割もいる』と教えてもらいました。
そこで、そういう選手に興味を持ちました。そういう人にTO-REIに来てもらえないだろうか、一緒に仕事が出来ないだろうかと考えるようになりました」

―なぜ、その人達が会社にほしいと?

吉田社長 「試合に出るのは楽しいことで、誰でも試合に出たい筈です。
でも、試合に出れなくても、決して諦めず、腐らずに4年間バスケを続けた。『忍耐力は勿論の事、きっと清く温かい心をもった、人間的に素晴らしい人なんだろうな』と思いました」

山野 「私も吉田社長と同じ気持ちです。大学でバスケをやっていても、プロになる人なんてほとんどいない。試合にも出れない人の方が多い。でも、そこに努力をする人たちが沢山いるんです。ゲームやスマホが主流の時代に、リアルに体をぶつけ合いバチバチやってきた。

しかし、大好きなバスケが終わって『なんとなく』就職先企業を選んでいる人がいると聞きます。そんな時に東京冷機工業さんのような会社に入って、しっかりと社会人としての基礎を身につけ、育ってほしいと思いました。そこで吉田社長に『学生の未来を応援しませんか』とお話しました。吉田社長も新たな人財発掘の方法として気持ち良く賛同していただけました。

東京Zのスポンサーになっていただいて、何か恩返しができれば、お役に立てればいいなぁと思っていたので、とても嬉しかったです」

―そこでDリーグ(Development League:関東の一部大学バスケットボール部が所属するBチーム=二軍のリーグ)への支援をされたのですね?

山野 「東京冷機工業さんには大会のスポンサーになっていただきました。また、各大学のバスケットボール部を回っていただき、リクルート活動も続けていただいています」

吉田社長 「このご縁で本年度入社した社員がおりますし、来年度も数名の内定を予定しています。」

―入社された社員の雰囲気はいかがですか?

吉田社長 「言葉使いやあいさつなど、当たり前のことがキチンとできている印象です。スポーツやっている人はさっぱりしていて気持ちが良いです。
新入社員ですので、現在は現場配属に向けて研修中ですが、同期の中でもリーダーシップを発揮しているように伺えます。」

山野 「このような取り組みを始めて、3年目になりました」

吉田社長 「来年も続けたいですね」

山野 「新たに面識を得た大学の先生も喜んでいらっしゃいます。良い会社の受け入れがあること、選択肢が増えることは、大学の先生方も歓迎されます。
特に理工系の大学には興味を持っていただき、エントリーする学生が増えてきていると伺いました。」

―会社の組織作りに必要な事は?

吉田社長 「もともと、弊社には体育会系の元気のある社員が多いので、スポーツ経験者は可愛がられると思いますが、若者の感覚で、遠慮することなく職場に刺激を与えて欲しいですね。一層、会社の中が明るく、活気づくと思います。

現場はどこも家族的な雰囲気で、人と人が支え合って動いている会社です。営業職1つをとってみても、物売りセールスではなく、お客様のニーズを伺いながら、改善に向けたご提案をする技術営業です。もちろん専門技術や知識は必要ですが、それ以上に「人に関わる事が好きな人」がやっぱりTO-REIには必要なんです。」

 
 

和やかな雰囲気で対談が進む中、話題はバスケットボールに移ります。女子日本代表が東京オリンピックで銀メダルを獲得する活躍をするなど、バスケットボール界には注目が集まってきています。

―Bリーグやバスケ界への提言はありますか?

吉田社長 「提言ってことではありませんが、バスケットは競技人口が多いので、今後もっと伸びる余地があるでしょうから、世間で注目されているこの機に様々な取組みを試みるべきでしょうね。特に女性の競技人口が多いのが魅力なので、この事をヒントに企画してみればと思ったりします。」

山野 「たしかに女子の競技人口は多いです」

吉田社長 「当社にもバスケ部出身の女性社員がいますが、男女関係なくバスケ人口は多いのだから、きっと発展していくはずです」

山野 「スポンサーになって社内に変化はありましたか?」

吉田社長 「社内にバスケ部が発足したのは以前お伝えしましたね。今はコロナ禍ゆえ、アースフレンズの試合をみんなで応援に行けませんが、早く社員総出で応援に行きたいですね。
それと社員から『名刺やチラシ等も活用して、もっとアースフレンズを応援していることをアピールしてもいいじゃないか』という提案がありました」

山野 「それはうれしいですね」

 
 

東京冷機工業様は、研修施設と空調設備ショールーム等を兼ね備えた複合型ビル「TO-REI上中里GSCビル(仮称)」の建設中です。来夏施工予定。

―さて、上中里に新たな挑戦をされているとお聞きしましたが。

吉田社長 「ええ。駅から徒歩4分程度のところに地上5階建ての多目的ビルを建設中です。」

―構想を教えてください。

吉田社長 「主な役割としては、人材育成施設を考えています。プロを自ら育てる東京冷機にします。そして、さらに色々な活用方法を考えています」

山野 「私たちも研修施設としてかかわりたいですね」

吉田社長 「遠慮なくご相談ください。多様なイベント等も企画したいです。人財育成に関しては、学校という概念を持っています。『グロスサポートカレッジ(Growth Support College)、成長支援大学校』と称していますが、昨今の設備業の人材難を嘆くだけでなく、企業が自ら人を育成してこそ、持続的な成長を続けられるという発想です」

山野  「自分はベンチャーで、人の成長で会社を整備してきたのですが、そのためにインフラを自社で整備することは素晴らしいですよ。吉田社長のお気持ちが伝わってきました」

―育てる環境作りですね。

吉田社長 「そうなんです。育成は、学べる環境作りなんです」

山野 「スポーツも同じです。アースフレンズも育成という点で合点がありますね」

吉田社長 「成長支援大学校には、校長先生もいます。山野さんに負けず劣らず、とても熱い方ですよ。育成に対するポリシーをしっかり持っていらっしゃって、すぐ意気投合しましてね。
その方は、もともと職業訓練学校で教壇をとっていた先生でしたが、彼の教え子達を見ると学ぶ姿勢はもとより、熱意や雰囲気がまるで違う印象をもちます。」

山野 「スポーツのプログラムを融合してほしいですね」

吉田社長 「それは良いですね。一般的に今の子どもたちは、逆境に立たされる経験が少ない等と言われてしまいがちですが、スポーツ選手は比較的に経験値が高いような気がします。
部活やチームといった集団行動による効果が大きいのではと思いますが、やはり人が成長するためには、人が深く関わる事が重要なのだと思います。」

 
 

現在の日本の学校教育は、空調を専門的に学ぶ環境に乏しいと聞きました。そこで、東京冷機工業様は、人材難に歯止めをかけるために一企業として教育環境をしっかり構築していく取組みをスタートさせています。

さらに、人間力形成を必要不可欠と考えていらっしゃいます。その企業姿勢に応えるために、アースフレンズ東京Zも創業からの構想である「育成」を継続していきます。

―コロナウイルスが落ち着いたら応援に。

吉田社長 「みんなで行きますよ。弊社のお客様の中にもバスケが好きな方が多いです。バスケが盛り上がって、会社としてもお客様が来てくれるのはうれしいです」

山野 「ぜひ、今やられていることを続けていただきたいです。今シーズン始まりますけどよろしくお願いします」

 
 

「0から創り上げてきた企業」「育成環境の構築」など東京冷機工業様とアースフレンズ東京Zには共通点が多数あります。引き続きご支援をお願いします。 吉田社長、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。