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【SUEMUNE'S COLUMN Vol.9(後編)】気付かなかった仲間の有難さ | 東京Z ユース

 

(前回からの続き)
卒業後フリーターとしての人生が始まりました。
約1年半、数々のアルバイトを渡り歩きボンヤリとした目的のために生活をしていた中、私の人生を揺るがす2つの出来事が起こりました。
「bjリーグの誕生」と「田臥選手のNBA入り」です。

この2つの出来事が私のバスケ魂に再び火をつける事になります。
ここで私はもう一度、バスケでプロ選手になるというチャレンジを決意しました。
まずは、バッシュ・ボール・練習着を購入。バスケに最低限必要なアイテムを調達。
約1年離れていたバスケットを「さぁ、はじめよう」と再開しようとした時私はある事に気付きました。

「練習する場所と一緒に練習する仲間がいない。」

小学校3年生から始めたバスケットボール。
振り返ると私には常に共に練習をしてくれる仲間がいました。
そして、自分のプレーを表現できるチームの存在がありました。
それが当たり前と思っていました。
しかし、いざバスケから離れ、もう一度バスケットボールを頑張ろうとした時に、仲間とチームという居場所がない現実を間に受けた時、これは当たり前ではないとう事に気付いたのです。

この時、私はすでに20歳になっていました。遅すぎる気づきでした。
その事に気付いた私はプロ選手になるため必死に練習場所や練習相手を探しました。
暇さえあればリングのある公園へ行きそこでプレーしている少年とシューティングをしたり、アポなしで社会人バスケがやっている体育館にいきなり乗り込んだり。
仲間とチームを探すのに必死でした。

この頃の経験はコーチとなった今でも、一番大切にしている感覚です。
「仲間とチームの存在は当たり前ではない。バスケは一人では上手くなれない。」
この感覚を私と出会った選手には伝え続けたいと思っています。

私は高校時代ほぼ毎日不満ばかりを漏らしていました。
「練習がキツイ」「先生が嫌だ」「チームメイトがいう事を聞いてくれない」
自分に与えられた環境に感謝するというマインドがありませんでした。
高校生の時から「仲間・チームの大切さ」という事に気づけていれば、私のバスケ人生ももっと違った結果になっていたかもしれません。

私がコーチとして出会う選手には「絶対に末宗のような選手にはなって欲しくない」という強い気持ちで常にコーチングする事にしています。
出来るだけ早い時期から「仲間・チームの大切さ」に気付いて欲しいと願っています。

また、私は自分が所属するチームには「仲間・チームの大切さ」の本当の意味を理解出来る集団にしたいと思っています。

アースフレンズ東京Z U18は「仲間とチームを大切にする事が自分を大切にする事に繋がる」というメンタリティを持ってバスケットボールを極める集団となります。