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【SUEMUNE'S COLUMN 番外編】九州遠征へ行ってきました。 | 東京Z ユース

 

10月8日~10日の期間で私の前任校の別府溝部学園さん、インターハイ日本一の福岡第一高校さん、2021年ウィンターカップチャンピオンの福大大濠高校さんへユースの選手を連れて遠征に行ってきました。
目的は、世界の前に日本の一番を体感させるためです。

U15/U18合同で臨んだ今回の遠征はチームにとっても、個人にとってもかなり刺激的な経験となった事は間違いありません。

日頃体験出来ないスピードやパワー。プレーの正確さ。
どれをとってもユース生の1枚も2枚も上手でした。
しかし、何よりユース生に学んで欲しかった事は選手一人一人の自主性を持つ事の大切さです。

今回、福岡第一高校さんと大濠高校さんはBチームの選手が中心でした。
トップチームは県外遠征のため不在。そのため各校の監督もいない中で我々を受け入れ相手をしてもらいました。
しかし、福岡第一高校さん、福大大濠高校さんのBチームの選手は一切手を抜く事なく常に高いエナジーで私達と向き合ってくれました。

私はこの様子にとても感動しました。
彼らは自分達が所属しているチームにプライドを持ち、しっかりとした目的意識を持ちプレーをしていました。
まさに自主性が育まれていると感じました。と同時に、ここまで出来るチームでさえ毎年プロ選手を1人輩出出来るかどうかという現状も感じました。

本来、プレーヤーはコーチの言いなりであってはならず、モチベーションも含め自らの力で己をコントロール出来る事が理想です。
コーチからやらされる選手よりも、自らの意思でプレーが出来る選手の方がプロ選手により近づくでしょう。
これは、私たちがユース生に対して常に求めている事です。
自分達の同世代に、自分達よりもバスケに賭けている人がたくさんいるという自覚をユース生が少しでも感じてくれたらと思います。

今回の九州遠征を通じて、私達は我々のミッションである「世界にチャレンジする人財の発掘・育成」を達成するべくユース文化を世の中に発信し、これまでの常識を覆すために今やるべき事と今やれる事は何かをとても考えさせられる時間となりました。

遠征帰りの新幹線の中で疲れ果てて眠る選手の顔を眺め、この先5年以内に強豪校とB.LEAGUEユースが凌ぎを削り競い合っている姿を思い描き、将来訪れる日本のバスケット教育界の変革に思いを馳せながら福岡の地を後にした。