MENU

アースフレンズ東京Z

EARTHFRIENDS
TOKYO Z

MENU
COLUMN

COLUMN

HOME > コラム > 【逆転ストーリー vol.3】ファイ サンバ「母国を離れて叶えた夢」

【逆転ストーリー vol.3】ファイ サンバ「母国を離れて叶えた夢」

 

今シーズンのスローガンXCEED(超える)を表現する1つのキーワードは「逆転」。
今回、紹介するのはセネガル共和国出身で、2016年に日本国籍を取得したファイ サンバ選手の「逆転ストーリー」です。

ファイ サンバ選手が生まれたセネガル共和国は、アフリカ大陸の西部に位置している。
首都ダカールは「世界一過酷な自動車レース」と言われたパリ・ダカールラリーのゴール地点として有名。
国内にはアフリカ大陸最西端のベルデ岬がある。
現在は、他の西アフリカ諸国と比べると工業も発達しているが、経済水準は世界平均の10%程度と言われている。
スポーツはサッカー、セネガル相撲にならんでバスケットボールも人気。
1999年にセネガル人初のNBAプレーヤーが誕生以来、多数のNBAプレーヤーを輩出している。
 
ファイ サンバ選手が来日したのは17歳。
フランス語が母国語のため、来日当時は、日本語はもちろん、英語も話せなかった。
 
「とにかくバスケットがしたくて日本に来ました。セネガルでは、ボールやシューズを手に入れることが難しく、満足にプレーすることができなかったのです。
バスケが上手くなるためには海外の良い環境でプレーすることが近道でした。
たまたま日本の学校を紹介してくれる人がいて、留学ができたんです。」
 
留学先は高知県の明徳義塾高校。
同校は海外からの留学生を受け入れるプログラムが充実していて、世界のさまざまな国から日本語や文化、スポーツを学ぶための生徒が在学している。
 
「最初は日本語がわからず、すごく苦労しました。
このままでは何年経っても覚えられないのではないかと不安でいっぱいでした。
それでもプロバスケットボールの選手になるために、一生懸命、日本語の勉強を行いました。
先生と毎日、A4用紙1枚分の日本語の単語を覚える約束をして、それを徹底して取り組みました。」
 
日本語を覚えていくと、話せる楽しさが増えてきた。
「日本人の友だちは、最初は下ネタのような悪い言葉ばかり教えてくれて(笑)。
それを僕が話すとみんなが喜ぶんですけど、それがきっかけでみんなと仲良くなっていくのがとても楽しかったです。
そして、勉強をしていくうちに自分の日本語のレベルが上がっていくともっと楽しくなり、さらに日本語を覚えるモチベーションになり、壁を乗り越えることができました。」
 
高校2年生になると日本語の他に英語も話せるようになり、さらにたくさんの人とのコミュニケーションができるようなった。
そして、充実した学校生活を送れるようになる。
部活動でも1年生時から主力で活躍し、3年生時には、ウインターカップベスト8の原動力になった。
 
大学は天理大学へ進学した。
 
「大学生になると、今まで以上に勉強が難しくなっていき、バスケと勉強漬けの生活を送るようになりました。
朝から大学に行き、授業と部活をして、家に帰ってきてからも夜中の2時、3時まで日本語の勉強をする生活でした。」
 
大学生なので誘惑に負けることもあったはず。
 
「同級生から遊びに誘われることもありました。
それでも、プロバスケットボール選手になるという夢を常に忘れずに、学校生活に集中していました。」
 
関西リーグの得点王、リバウンド王のタイトルを独占するなど入学時から主力選手として活躍した。
大学も2年生時からリーグ戦3連覇を達成。各大会でMVPに選出されている。
 
大学卒業後は、東芝ブレイブサンダース(現在の川崎ブレイブサンダース)に加入。
母国のセネガルでは満足にバスケットをプレーすることができない環境。
そこからの「逆転」でプロバスケットボール選手になるという夢を日本でかなえることができた。
 
大学3年生時からは日本人に帰化するため法務局へ行き、情報を集めるなど準備を始めた。
その結果、2016年に日本人国籍を取得する。
 
「日本語は来日後、半年くらいで話せるようにはなりましたが、今でも新しい言葉やわからない言葉に触れると調べたりして、もっともっと多くの言葉を覚えるためにチャレンジしています。」
 
Bリーグ開幕後、滋賀レイクスターズ、サンロッカーズ渋谷、熊本ヴォルターズ、富山グラウジーズで活躍。
渋谷時代には天皇杯優勝を経験している。
また、熊本では自身初となるキャプテンに就任してチームを引っ張った。
 
「長年、日本でプレーできたのはいろいろな人たちのおかげです。とても感謝しています。
僕自身の逆転ストーリーは、セネガルから来日して、プロバスケットボール選手になるという夢を達成できた時に完結していますが、今はこれまでの経験を活かす舞台に立っていると自覚しています。
東京Zを優勝させること。それが仕事です。」
 
決して恵まれたとは言えない環境の母国を離れ、コミュニケーションに苦しみながらも日本で夢をつかんだファイ サンバ選手の「逆転ストーリー」。
その努力や経験は、若い選手が多い今シーズンの東京Zには大きな戦力となっている。

(コラム担当:AKIRA)


お問い合わせ

株式会社GWC
アースフレンズ東京Z事務局

東京都大田区南蒲田2-4-14 東邦ビル2F
TEL: 03-6892-4343(月~金10:00~17:00)
FAX: 03-6778-8167
E-mail: お問い合わせ info@eftokyo-z.jp