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アメリカNBA編 Part1

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さて、今回は世界最高峰リーグNBAのUTAH JAZZに来ました。
ジャズはオールスター前の試合で、現在11連勝と波に乗っています。
ちなみに今年の東京Zのオフェンスはジャズから学んでいることが多く、その縁もあって今回こちらに学びに来ることにしました。

「NBAに来る」っていうと「凄い」と感じがちなのですが、実際はNBAではヘッドコーチの下にアシスタントコーチが7人、さらにそれぞれのアシスタントコーチの下にアシスタントが2人ずつ、他に映像分析班やスタッツ班が別々にある、とコーチングスタッフだけでこれだけのマンパワーで、もちろんメディカル、パフォーマンスのグループも細分化されています。だから日本のBリーグのチームがとても真似られるものではないですし、「何かを学ぼう」と来てもその凄さに圧倒されて終わってしまう。単に空気を吸って帰っても帰った時に現実との壁に打ちのめされてしまうんですね。だからしっかり目的を絞り込んでこないと、ただただ圧倒されて終わってしまう。

ということで、今回は我々はピンポイントで「選手育成」の鍵となる「パッケージ」調査の旅に来ました。

「パッケージ」というのは3年前トヨタ自動車アンテロープスに在籍していた際、同じくユタ・ジャズに行かせてもらって学んできたコンセプトで、今年東京Zで一番導入したかったアイデアです。

いわゆる自主練とか、シュート練習をもっとゲームライクに細分化したものなんですが、「選手育成」では世界一という呼び声が高い、スパーズのスキルコーチ、チップ・イングランドが考案した、と言われています。要はスポットシュートや、シューティングドリルではなくて、「その選手が試合で打つ可能性があるシュートやスキルを毎日反復しよう」という目的で個々の選手のために作られたオーダーメイドのシューティング・スキルドリルです。

「オフシーズンにスキルアップする」とよく言いますが、NBAではむしろシーズン中に毎日これをやることで、チーム練習をしなくてもタイミングがずれないように、そしてシュート確率が上がるようにしています。

「ワークアウト」というと、オフシーズンに松岡修造みたいなエネルギー量を持ったコーチが「カモン!レッツゴー!」とか叫びながらやっているイメージが日本ではまだ多いと思うのですが、この「パッケージ」は淡々と反復を積み重ねるような感じで、こう精密機械を緻密に「調整」するようなイメージなんですね。 強度も調整できるし、82試合+時差のある移動を繰り返すNBA選手でも毎日できるような強度・質量で行われているんです。

現在のユタ・ジャズのコーチングスタッフはNBAの中でも育成に定評があり、それが現在勝利と育成を同時に成し遂げようと力を入れている東京Zに似ていること。ジャズのシステムの概念の多くを東京Zが使用していること(まだまだ初歩的なバージョンで留めていますが)もあり、今回こちらに来ました。

詳細はまた。

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