アメリカNBA編 Part4
三日目。
今日は急遽練習前にアントニオ・ラングコーチから呼ばれて、なんとコーチミーティングに参加させてもらいました。
練習開始75分前。
10人のコーチ陣が会議室のようなところ(壁は1面びっしり戦術が書かれたホワイトボードだらけ、コーヒーや飲み物が置かれたキッチンや超巨大フラットスクリーンTVが壁にあるようなところ)に、座っていて、インターンやアシスタントコーチのアシスタントが後ろに陣取り緊張感ある中に混ぜてもらって、夜のポートランド・トレイルブレイザーズ戦に対する対応の話し合いを聞くことができました。
ユタ・ジャズではアシスタントコーチが2人ずつ数チームずついくつかチームを担当して、スカウティングをします。今日の担当はスロベニア代表HCのココスコブコーチとラングコーチ。HCとこの2人を中心にいろいろな話をして共通認識を図ります。
その後、そのままシュートアラウンドに入りましたが、とにかく凄い情報量でした。
30分のMTGではHCからこの試合に向けての考え方などが話された後、スカウト担当の2人のコーチが選手に相手チームの特徴、守り方、攻め方などを説明。
その後約30分の練習に入りますが、いわゆる試合当日の「ウォークスルー」じゃなく、ライブではないですが、もっと強度が高い。ロシア人のコーチと2人で「これ、テーピング巻いてないとできないよね?」と確認し合うくらい。ですが、この30分の練習で、相手チームのセットや個人の特徴、自チームのオフェンス、アクションなど含めて20個以上はカバーしていたと思います。そのペースの速さや、整理の仕方は結構爽快で、すごく衝撃を受けました。
練習後、アシスタントコーチの1人は、「うちは覚えが早い選手が多いし、この情報量をこなして実行できないチームも多い。」とは言っていましたが、それもコーチ陣の「ハードワーク」が元になっている。沢山の情報を集めて、わかりやすく分配できるようにしっかり整理しているんですね。何よりコーチスナイダーがしっかりと一つ一つのプレーやアクションを「言語化」しているため、落とし込みが簡単なんです。
東京Zで真似ているところもたくさんあったけれど、もっともっとやれる部分も見つかりました。
その後、昼休みを経て試合へ。
コーチとビデオを使ったフィードバックはどのチームでも頻繁に行われている
選手個々に個別のパッケージを練習
NBAの名選手も基本に忠実に練習していました。
今日も本当に充実した1日でした。
とにかく整理。情報量が多いので、頑張って整理して持ち帰らなければ。。。
TRY HARD!