アメリカNBA編 Part5
今日は朝からココスコブコーチに呼ばれて、カフェで色々教えてもらいました。ココスコブコーチは昨夏、スロベニア代表を史上初のFIBAユーロチャンピオンに導いていて、次回のドラフトナンバー1の呼び声が高い、ルカ・ドンチッチ選手をナショナルチームでコーチした経験があります。
ココスコブコーチは2年前に会った時もこうやってわざわざ時間を作ってくれるんですね。「自分がアメリカに来たときを思い出すから。」といつも言って 「これはどう思う?」とか「俺たちは今これで悩んでるんだけど、お前だったらどうする?」とか、わざわざ聞いてくれる。こちらのレベルに合わせて、「それならこんなやり方があるよ。これはマイク・ブラウンがクリーブランド・キャバリアーズでやっていたドリルでね。。。」とどんどん話を掘り下げてくれるんです。
こういう人に会うから自分は極力情報は共有しようと思っています。隠してもしょうがないですし、もともと自分で思いついたことじゃなく、人の善意で教わっているので、「これは秘密」と言われない限り共有していくスタイルは、こうした人たちとの触れ合いが原点になっています。
ココスコーブコーチにはヘッドコーチとしてのチーム運営の仕方やスタッフの役割分担、NBAよりも資本の少ないチームで活動するとき注意すべきことなどたくさんのことを聞くことが出来ました。
コーチの会話術も勉強になりました。
その後、ユタ大学とサウスキャロライナ大学の試合を観戦後、ユタ・ジャズのホームアリーナのVivint Smart Home Arenaに行って、夜のダラス・マーベリックス戦に備えるためのコーチミーティングに参加しました。
コーチミーティングはかなりリアルなもので、技術・戦術だけではない、メディアに出て来ない本音の部分が聞ける。世界中どこに行っても取り組む姿勢や選手の教育・啓蒙は必須だし、その時に誰がどのように伝えるか、また誰から問題や懸念が上がってくるか、など本当に勉強になりました。イタリアに行ってもNBAに行ってもNCAAに行っても、やっぱり選手には戦術や技術論だけじゃない教育が必要だし、伝え方も重要。色々なことがよく見えたミーティングでした。
ミーティング後はウォークスルーを見学、プリゲームルーティンを見て、試合観戦。その後、ラングコーチにホテルまで送ってもらい、今日のまとめ。毎日、怒涛のように情報が入ってくるので、漏らさないようにするので精一杯ですが、日本に帰ってそのままできることばかりではないので、とにかくカスタマイズできるようひたすら記録、整理です。
チームに還元できるよう勉強します。
ラングコーチと。
ホテルの部屋までわざわざ来てくれてフィルムのブレークダウンを見せてくれました。
TRY HARD!