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ギリシャ編帯同日記 vol.1


到着してホテルにチェックインしたのが15時。
ちょうどその時、マネージャーのバフェス氏から「今日、練習17時からやるから来られるならおいでよ」との連絡が!すぐにお土産をまとめてオリンピアコスBCの本拠地、Peace & Friendship Arenaへ向かいました。
試合前日だったこともあって練習は1時間半程度の”簡易なもの”でしたが、あまりライブ練習をしないNBAと比べると、かなりしっかりやっている印象です。

練習メニューを公開!

練習は10分刻みくらいで詳細にプランニングされており、アシスタントが仕切る部分、ストレングスコーチが仕切る部分、ヘッドコーチとアシスタントコーチが一緒に行う部分、と3人いるアシスタントコーチの中で役割分担が明確で、とても参考になりました。
今日のメニューはこんな感じです。
【1】ハドル
【2】ウォークスルー
翌日の試合の相手のオフェンス、ディフェンスについて。
だいたい6つくらいを10分程度カバー。
アシスタントコーチが仕切り、ヘッドコーチがちょっと足す感じなのはNBAやイタリアと同じです。
【3】バスケットボールウォームアップ
アシスタントコーチ担当
ピボットやパス、ドリブルなど、バスケットボールを使ってのウォームアップです。ごく当たり前の小学生でもできるようなドリル。やっぱり強いチームはピボットとかまでしっかりやりますよね。
【4】5 on 0
片道。3チームで交互に回す。セカンダリーの練習。
【5】ウォームアップ
ストレングスコーチ担当
バンドエクササイズから歩きながらのダイナミックストレッチ、最後にアジリティ(バスケットに連動したもの)をコート3往復くらいやって終了。日本で見かけるものよりは往復回数は少ないですが、選手が取り組む強度はかなり高かったです。
【6】5 on 0
1往復半。OBプレー→セカンダリー→ファースブレイク
ここまで来ると、スピードはかなりスプリント状態です。
【7】シューティングドリル
6人1チームで競争型。15人いるので3人は参加させてもらえない。アシスタントコーチが仕切っていてヘッドコーチはただ見ている。
【8】5 on 5
ヘッドコーチが大まかな流れを指示。
スカウティング担当のアシスタントコーチが細かい指示を出すのはNBAやイタリアと同じ形です。ただ強度や大きな舵取りはヘッドコーチの仕事。NBAやヨーロッパと言った今まで自分が見てきたチームよりもマッチアップをかなり細かく言う印象はあります。
【9】シューティング
ポジション別でのシュート練習
アシスタントコーチ仕切り
【10】フリースロー
2チームに分かれてシュート
【11】ハドル
終わった後、各自ストレッチ。個人練習をする選手はほぼいなく、すぐに終わりました。

練習を終えて

ヘッドコーチはアシスタントコーチに任せる部分が大きいですが、その分マネージャー、トレーナー、ストレングスコーチと練習中もずっとコミュニケーションを取っていました。コーチブラットは自分のところにも練習中、3回来てくれて、「この練習のポイントはここなんだ」とか「このレベルの選手になるとあまり細かく指導しなくてもわかってるから、コーチの仕事は楽だよ」と笑いながら話しかけてくれたり、いろいろと面倒を見てくれました。
ですが、試合前日にしては練習の強度も高く、練習は長かったです。選手のスピードとあたりの質が全然違う、というのが印象でした。そこそこのあたりが起きても「ファウル」と文句を言う選手はいないし、あとはディフェンスで手を本当に使わないです。体の幹の部分での接触が多く、手で接触しているのが恐ろしく少ない。
この日の練習はイベントの関係でサブアリーナだったので、よく声も聞こえてわかりやすかったです。

▲オリンピアコスBCの本拠地Peace & Friendship Arena
この中にメインアリーナと写真のようなサブアリーナが3つあります。