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【SUEMUNE'S COLUMN Vol.25 final】信じたものしか力にならない。 | 東京Z ユース

 

「信和力成」(=しんはちからなり)
私はコーチとして、この言葉をずっと大切にしています。
プレーヤーはコーチの鏡である。
コーチが不安を抱えていると、選手も不安になる。
コーチに自信がなければ、選手も自信がなくなる。
特に若いプレーヤーにとっての、コーチの影響はかなり大きい。
だからこそ、コーチは常に自信を持つ事が大切です。
また、自信を持つためにあらゆる方面で学び続ける事も大切です。

私がコーチになり始めた頃、コーチとしての知識がまったくない不安から100以上のバスケ教材を使い、練習で実践してました。
1年で50万円程度の投資を教材に掛けていたので、自信満々で新しく学んだ事をとにかく選手に教え込む事に熱中していました。
しかし、選手は中々上達せず試合でも公式戦1回戦敗退が続きました。
私はその不安から、さらに教材に頼っていきました。
20万円程する教材を分割払いで購入したりもしました。
教材では足りないと思い、全国各地の有名コーチへSNSを使って連絡し直接を話を聞きにいったりもしました。(愛知や秋田など)

そんなある時、私は1冊の本に出会いました。
元日本代表監督 吉井四郎氏の著書「私が信じたバスケットボール」という本です。
その著書の中で、私はある言葉に出会います。
「結局最後はコーチが信じたものしか力にならない。」
この言葉は当時の私にとって、大変大きな衝撃を与えました。
同時に何か心が救われた気持ちになりました。
当時の私は、コーチとして「何を教えるか」「どんな知識を身につけるか」という事ばかりに時間を費やしていました。
その結果、自己満足なコーチングに陥り、選手主導ではなく
完全にコーチが気持ちよくなるためだけのバスケットボールをしていました。
「信じたものしか力にならない。」という言葉に出会ってから、私のコーチとしての意識は大きく変わりました。
「何を教えるか」「どんな知識を身につけるか」からコーチとして「何を信じるか」という考え変化していきました。

それから、少しずつ私のコーチングは変化していきました。
「私はこのバスケットを目指しているけど、君達は何を信じる?」
選手達に対して、このような問いかけが圧倒的に増えました。
選手達に何を信じるかを提案するようになったのです。
コーチが「どのようなバスケットボールを信じているか」を明確にするようになった事で選手達が向かって行く先も明確になっていき、成長スピードが急激に上がりました。
私自身も、「自分が信じるバスケットボール」を明確にした事で教材等に頼る事がなくなり自分の頭で考えるようになりました。
その結果、コーチングが安定してきました。コーチとしての軸が出来た感覚です。
自分の言葉で、自分の考えで選手へコーチングが出来るようになりました。

私は今日も、選手と共に「自分の信じたバスケットボール」を追求し、磨き続けています。
そして、私は自分の信じたバスケットボールで一人でも多くの若い選手達へより満足度の高いバスケットボールライフが送る事ができる環境を提供していきます。
アースフレンズ東京Z U18がこれらを実現するための地域コミュニティーになる事を信じて。
信和力成。