TAKU’s BRAIN vol.16『ラスベガス滞在記~スポーツディレクターとして #5~』
みなさん、こんにちは。
今回がラスベガス滞在記ラストということで、改めて今回の目的や成果、僕がどんなことを感じて何を学べたのかを書いていきたいと思います。
まず今回の渡米の目的のおさらいですが、自分の中では大きく分けると
①自分たちのチームに合った性格やプレースタイルの外国籍選手を探す。
②アメリカ(ラスベガス)での選手獲得の仕組みや環境、状況を理解すること。
③エージェントとの関係性を構築すること。
④東京Zの選手が世界で活躍していくための足がかりを作ること。
の4つでした。この中で今回特に重要視していたのが③と④になります。
①についてはラスベガス滞在記#2で書きましたが、映像からは分からない性格や本来のプレースタイルがわかるというメリットがあります。ですが、そもそもマッチする選手が見つからない可能性も少なくない。そういった意味では、ここで成果を出すことは難しい可能性がありました。
また②については現地に行かなくてもある程度知っている人から情報を得ることができます。
でも③と④については、実際に現地に行って自分の目で見て自分で行動しないと話が前進しない。エージェントと直接会ってコミュニケーションをとる。実際の現地を見てできることを考える。実現したいことを自ら提案する。そういったことが必要になるので、今回の主な目的として考えていました。
国や人種が違っても大切なことはface to faceのコミュニケーションだと自分は考えています。信頼関係を構築したいのであれば直接会って直接話して、どんな人間なのかお互いに理解しようとすること。一緒の時間を共有すること、それが重要です。
今回現地で色々なエージェントと会い、話をし、何人かとはミーティングを行いました。東京Zが考えているミッションやビジョン、選手に対する考え方やチームのスタイルを共有した上で、色々な話をすることもできました。
今後に繋がる話をできたことが、1番の収穫だったと個人的には考えています。いよいよ具体的な世界チャレンジの第一歩となる面白い計画が実現できるのではないかと、今からワクワクしています!早くファンの皆さんにお伝えできるよう、精一杯努力していきますので、楽しみに待っていてください。
わずか4日間の滞在でしたが、ラスベガスにこのタイミングで本当に来れて良かったです。
知らない世界を知ることができる、見たことがないものを見ることができる、と言うのは言葉以上に大きいのだなと改めて分かりました。
この機会を与えてくれた会社やチームはもちろん、滞在中にお世話になったすべての関係者にお礼を言いたいと思います。
ありがとうございました。
自分の人生をどうするか、って最終的には自分次第なんだと僕は思っています。
僕はプロバスケットボール選手としての経歴がないですし、高校、大学の時も全国大会に出たり、良い成績を残したことがありませんでした。社会人になってからはサラリーマンとして普通に働いていた時期も長いですし、ベンチャー企業や学校で働いていた期間も長いです。
でも「自分のストロングポイントってなんだろう」「人生でストロングポイントを一番活かすためにはどうしたら良いだろう」とずっと考えていたら今の環境と仕事にたどり着きました。自分なりに大切にしていることや持論を貫いてきたことで今があると思っています。
やっぱり1度きりの人生だからこそチャレンジを忘れないようにしたいんです。
スラムダンクに出てくる谷沢くんが言っていた「バスケットの国アメリカの、その空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていたのかなぁ」と言う言葉がありますが、僕はあれには深い意味があると思っています。
「高く跳べるかどうか」は自分次第なんです。
ちゃんと明確に目的を持ってチャレンジし続けているのであれば、どんな結果が待っていたとしても最終的には高く跳べるんです。
苦しい状況から逃げようとしてチャレンジしない、楽な道を選ぶのであれば、それはどこにいようがどんな状況だろうが高くは跳べないんです。
それをダイレクトに教えてくれるのはやはり日本ではなくてアメリカなんだと思います。アメリカは自由とチャンスの国。自分が行動すれば自ずと道が切り開かれていく場所です。だからこそ行動することが大事だし、それは忘れてはいけない。
チームのミッション達成に向けて、日々チャレンジをやめないようにしていきたいと強く思いながら今シーズン戦っていきたいと思います。