MENU

EARTHFRIENDS
TOKYO Z

MENU

COLUMN

HOME>COLUMN>TAKU'S BRAIN>TAKU’s BRAIN 番外編『斎藤ACに聞きました〜#卓質問〜』

TAKU’s BRAIN 番外編『斎藤ACに聞きました〜#卓質問〜』

 

東京Z公式Twitterでファンの皆さまから募集した質問を伺いました!


Q.今期も毎節同じチームと連戦しますが、金曜や土曜に対戦した後、次の日に向けてACはどんな準備をするのでしょうか?

ACとしての準備ですが、基本的には毎節ごとに対戦相手の直近の試合映像やスタッツをすべて確認します。そしてそれを元にスカウティングレポートとスカウティング映像を作成し、HCとミーティングを実施。週末の試合に反映させるようにしています。

金曜や土曜日に対戦した後も同様に、すぐにその日の試合のスタッツと映像を分析、資料作成・映像作成を行い次の日の試合前に行うスタッフミーティングで課題点や修正点をヘッドコーチに報告しています。

余談ですが試合開始時間が遅いとそれだけ分析の開始時間が遅くなるので、いつも1試合目の後の夜は時間との戦いですね。
選手とヘッドコーチは試合中が勝負ですが、僕の場合はある意味試合が終わってからが勝負です(笑)。

スカウティングについては具体的な内容をここで答えることはできませんが、基本的にはヘッドコーチがチームの戦術や選手の起用方法、相手チームへの対策等を的確に行えるよう、最大限自分の立場からできることをしようと心がけています。
ですので、僕個人としては客観的な数字や映像を整理して正しい情報をヘッドコーチに届けることを一番の目的にしており、あまり自分の考えや主観を出さないようにしています。

sportscode.JPG documents.JPG


Q.斎藤AC自身、今年は東京Zをどんなチームにしたいですか?そのためにACとして課題としていることはどんなことですか?

やはりヘッドコーチの小野さんが理想とするチームにしたいですね。
僕はあくまでも「アシスタントコーチ」なので、小野さんが理想とするバスケ、理想とするゲームプランができるチームにしたいと常に考えています。

ではどういったチーム像が理想なのか。

我々の理想とするスタイルは「人とボールが常に動くバスケットボール」です。

「NBAのサンアントニオ・スパーズみたいなバスケットボール」と言えばイメージしやすくなる方も多いでしょうか。

1on1ではなくパスと人の動き、スクリーンで相手のディフェンスを崩して良い形でチームオフェンスを展開していく。そんなスタイルを目指して日々チームビルディングに励んでいます。

ただ一朝一夕にそういったスタイルのバスケットボールが構築できるわけではないですし、簡単にヘッドコーチの理想とするスタイルが完成するわけではありません。
理想像に少しでも近づけるように、選手とヘッドコーチの間でいかに良い潤滑油になれるかがアシスタントコーチには求められていると思いますのでそこが一番の課題ですね。

onosaito2_s.jpg


Q.AC視点から見た小野HCと他のHCの違いが知りたいです。

僕は小野さん以外のヘッドコーチと同じチームにいた経験が少ないので、あまり比較にならないかもしれませんが一番はマネジメント力だと思っています。
偉そうな言い方になってしまって恐縮ですが、近くで見ていてチームをマネジメントする力、一つの集団を同じ方向に向けて走らせることがとてもうまいヘッドコーチですね。

戦術的なことや技術的なことの引き出しが多いのはもちろんですが、やはり「選手全員を同じ方向に向けさせる」と言うことはなかなか簡単にできることではないと思います。
学生ならまだしも、自信もプライドも人一倍強い人間の集まりであるプロの世界でマネジメントがうまいというのは本当にすごいことなのではないでしょうか。

プロの世界に入って改めて思ったのですが、一見華やかなプロの世界も実は組織である以上、一般の会社と構造上は同じと言うことですね。
もっと言えばクラブチームもサークルも学校のクラスも、その作りや構成する人間のヒエラルキーやパワーバランスは違えど、根本は同じだと思います。

一つの組織を率いると言うことは、一つの組織をいかにマネジメントできるか、と言うこと。

小野さんについてはこのマネジメント力が非常に優れているので、コーチとしても長年優秀な成績を収めてこられたのだと思います。

なんか自分の上司なのに上から目線の生意気なコメントになってしまって申し訳ない気持ちでいっぱいですが、小野さんの魅力が少しでも伝われば幸いです。

onotakayama.jpg


Q.今季の各選手に期待していること、成長してほしい所を知りたいです。

個々に期待していることはもちろんありますが、共通して言えることは「自分の良さを出してほしい」と言うことですね。

苦手なこと、不得意なことはどんな選手にもあるかと思います。
ネガティブな部分を解決することは選手として大切な仕事ですが、やはりチームに貢献するためには自分のストロングポイントをいかに結果につなげていくかが鍵かと思います。

自分の良さがどこなのかまだ見つかっていない選手は早くそのポイントを見つけて欲しいですし、すでに見つかっている選手については試合で結果が出せるように、日々の練習に取り組んでもらいたいと考えています。

プロの世界では努力することは当たり前で、重要なのは努力のクオリティと方向性だと僕は考えています。

シューティング一つにしても、1日何百本も打っている選手は沢山います。
シュート1本1本をどういったシチュエーション、どういった集中力で打っているのか。
パスの練習、ドリブルの練習をどういった状況を考えて練習しているか。

「神は細部に宿る」と言いますが、どれだけ一つ一つの細かい部分にこだわって取り組めているかが大切です。

練習は量をこなすことが目的ではなくて、試合で結果を出すためにやるのが目的なのですから、いかに試合の状況に近づけられるか、と言うことを考えてやらなければ意味がありません。
自分に対して高いハードルを設定できるからこそプロバスケットボール選手と言えると思いますので、選手の皆にはそこを突き詰めて頑張って成功して欲しいですね。

  • watanabedribble.jpg
  • takayamashoot_edit.png
  • nishitanishoot.JPG

Q.ACってどんな仕事をするのでしょうか?

簡単に言うと「ヘッドコーチをアシスト(支える)する」ことが仕事ですね。

ですので↑で答えている試合前のスカウティングについてはアシスタントコーチとして重要な仕事かと思います。

ただそれだけが仕事のすべてではありません。

要は現場の最高責任者のヘッドコーチをアシストするのが仕事ですから、練習前や練習中、練習後にも求められる仕事は当然ありますし、ヘッドコーチが仕事をしやすい環境づくりも大切な仕事かと思います。

重要なのはいかにヘッドコーチの右腕になれるか、でしょうか。

アイコンタクトすらいらない、阿吽の呼吸で小野さんと仕事ができるくらいのところを目指して今シーズンも頑張っていきたいと思っています。

onosaito_s.jpg


前回のコラムから更新が滞ってしまい大変ご迷惑をおかけしていますが、今しばらくお待ち下さい!!