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イタリア・ミラノ日記 追記

 〜ファブリチオコーチから学んだこと〜

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今回8日間という長い間ミラノに滞在させてもらって、毎日朝から晩までファブリチオコーチと一緒にいて、学んだことが二つあります。

一つ目は「バランス」。

ファブリチオコーチはスカウティングしたり、仕事をしている合間に、いろいろなことを短い時間でこなすんです。
娘さんのために昼食を作ったり、家事もする。自分に少しでもイタリアを感じてもらえるようにと、ちょっとした近所のカフェやスーパーに連れて行ってくれたり、ミラノの歴史などに触れさせてくれる。

半日オフにしたり、2時間とる必要なんてない。10分でも、使い方によっては人生をもっと豊かにできる。
そしてそういう時間を過ごしている時も全然セカセカしていない。

コーチってすごく忙しい。やれることは無限にあるし、選手のため、チームのために、ビデオも見たいし、フィードバックもしたいし、ワークアウトもしたいし、選手を食事に連れて行ったり、コミュニケーションだってとりたい。
少しでも役に立つならなんでもしたいし、そうすると時間がどんどん足りなくなって自分の家族のことができなかったり、自分自身のことすら後回しになってしまう。自分の生活のことや病院すら後回しにする時だって今までよくあった。

でもファブリチオコーチのそばにいたら、そんな感覚はまるでないんです。同じくらい働いていても、もっと人生を楽しんでいた。

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スカウティングをしていた時も、隣には娘さんのために買ってきたチョコレートケーキが。
一緒にケーキを買いに行って、そこで一緒にコーヒーを飲みましたが、5分で出てきたけれど、
5分とは感じられないくらい、いろいろな話を教えてくれました。
 
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街を移動で歩いている時も、いろいろ教えてくれるんです。
「このビルは19世紀に建てられて~」、とか、「自分の教会に行くのに入場料取るなんて、今の社会は間違ってる!」とか(笑)
 
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シチリア島のホテルに着いた瞬間、「散歩に行こう」と連れ出されて、シチリア島の歴史や、地中海のこと、様々なことを教えてくれました。それもたった15分以下、でしたが、この間に近くの教会を見たり、地中海を見たり、二人で色々な話をしたのをよく覚えています。
「行くぞ!急げ!」という感じではなく、のんびりしている。いろんな話を急かすことなく聞いてくれるし、話してくれる。すごく密度が濃いのに、気付いたら15分くらいしか使ってない。

自分の時間を作ったり、家族のために時間を費やす、ってもっと時間がかかるものだと思っていました。
でもそんなことない。自分の捉え方や行動次第で、もっと濃密に、より良い人生を送れるのだって、本当に見せてもらった気がします。そんな気づきの毎日でした。


もう一つ学んだことは、「今できることをやること」。
代表チームや1部のチームから来て、2部のチームではたくさんのことが違います。
アシスタントコーチはいつもいつも働いていて、疲れている。

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ロベルト
ハードワーカーで、いつもいろいろ教えてくれました。
アメリカやカナダのコーチが夏にオープンに教えてくれたから、自分もそうしたいと思って、全部教えてくれたそうです。
 
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トップアシスタントのラジェロ
ユースやミニバスを含む5チームを兼任。休みがないでずっと働き続けるスーパーマン。
トップチーム含めて3チーム連続練習指導(6時間連続)とかザラで、
ユースの試合などでトップチームの練習に来れないことも多い。


この二人の状態だと、トップチームの仕事に専念させられない。トレーナーもアウェイゲームには常駐できない。
時にはファブリチオコーチ一人だけでコーチしている感覚もあるのではないか、と思うくらい、みんなが疲れている時もあった。

でも、「俺だけがトップチームだけを見てるから」と言って、自分ができる準備をしっかりして、どんな時も練習でオーラを発揮してチームを引っ張っていました。練習の時も試合の時も、一切疲れが見えない。まるで格闘家が戦うような感じで、オーラが常に出てる感じ。周りがどんなにゆるくても、どんなに疲れてても、ファブリチオコーチだけはエネルギーがみなぎった形で練習に入っていた。昼はずっと僕を指導したり、娘さんの世話を仕事の合間にして、疲れているはずなのに、そんなことを微塵も感じさせない。


自分にとっては今回、このタイミングでファブリチオコーチと濃密な時間を過ごせたことは本当にありがたかった。
人としても、コーチとしても、本当に一流。
少しでも近づけるように頑張りたい、と思います。

ファブリチオコーチ、本当にありがとう。
また会うときまでにもっと良いコーチになっていられるよう頑張ります。

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